それぞれのナンバー、それぞれの物語:カワサキのための「23」
Webike SRC Kawasaki France Trickstarは、2018-2019FIM世界耐久選手権のチャンピオンを獲得し、カワサキに23年ぶりとなる世界タイトルをもたらした。
ファクトリーがバックアップするWebike SRC Kawasaki France Trickstarは、確実に耐久レース界で、その地位を確立している。Kawasaki Franceは、フランスで行われる2大耐久レース、ルマン24時間レースとボルドールのみの参戦を表明する前の1981年から1996年までに、7度の世界タイトルを獲得した。
2009年にジル・スタフラー氏がチーム監督を引き継ぎ、新しい体制となったKawasaki Franceは、その後、フランスの2大レースで歴史に残る連勝を飾っていた。そして、チームは、2017-2018FIM世界耐久選手権にフル参戦という鮮烈な復帰を果たした。
その決意は報われ、2018-2019FIM世界耐久選手権で再び勝利を味わうこととなった。2019年鈴鹿8耐のゴールと同時に、Webike SRC Kawasaki France Trickstarは、ZX-10RRに乗るジェレミー・ガルノニ選手、デビッド・チェカ選手、エルワン・ニゴン選手のライダートリオと共にFIM EWCチャンピオンと言う栄冠を獲得することとなったのだ。
それは、ジル・スタフラー体制下での初のタイトルであったが、同時に、耐久レース史に再びその名を刻む事を願っていたカワサキにとっても、23年ぶりとなる8度目の栄冠となった。
Webike SRC Kawasaki France Trickstarは、2019-2020シーズン、ディフェンディングチャンピオンとして、2018-2019シーズンと同じライダーラインナップと共に戦いに挑んでいる。