もしこれが午後3時だったら…

2019-04-21T11:31:42+02:002019年4月21日|2018-2019, ル・マン24時間 2019|

もし、ル・マン24時間が既に午後3時を迎えていれば、FIM世界耐久選手権のランキングは一転することになるだろう。レースフィニッシュまで4時間の時点での順位から、推察してみた。

ル・マンをスタートした時点では、暫定スタンディングスでは5位だったチーム SRC カワサキ・フランスは、大成功を収めたことになる。スターティンググリッド4番手に加え、レースから8時間、16時間経過時点でのボーナスポイントを合わせて22ポイントを獲得したカワサキのワークスチームは、合計102ポイントでFIM EWCのランキングトップに躍り出ることになる。

スズキ・エンデューランス・レーシング・チームも、大健闘だ。午前10時の段階で3位(28ポイント)だったが、グリッドと中間順位によるボーナスポイント17を獲得したドミニク・メイランド率いるチームは、FIM世界耐久選手権のスタンディングスでは、合計86ポイントで2位に浮上する。

ランキング2位でル・マンを迎えたWepol Racingは、80ポイントで3位に後退。ボリガー・チーム・スイスが68ポイントで続く。

さらにプライベーター2チームの後に続くのは、終盤で追い上げを見せたホンダ・エンデューランス・レーシングだが、暫定ランキングでは60ポイントで5位となる。

大きく後退するのは、YART ヤマハ、ERC-BMW モトラッド・エンデューランス、F.C.C. TSR ホンダ・フランスだ。ボルドール終了時点でランキング3位につけていたYARTは、ル・マン24時間ではリタイアに追い込まれたために52ポイントに留まる。ERC-BMW モトラッド・エンデューランスは、ル・マン24時間でタイムロスを取り返すべく奮闘していたが、既にリタイアを決めている。

F.C.C. TSR ホンダ・フランスの挑戦はまだ終わってはおらず、ル・マン24時間、午前11時の段階で30位を走行しているものの、総合ランキングでは新リーダに50ポイント差で首位から6位に陥落する。

2019年ル・マン24時間 – レース結果(20時間経過時点)