エストリル12時間レースに30チームが集結

2021-07-16T13:32:54+02:002021年7月15日|12 Hours of Estoril 2021, 2021|

エストリル12時間レースは、2021年7月15日16:00(西ヨーロッパ夏時間、以下WEST、日本時間:7月16日0:00)から行われる第1回目公式予選で正式にスタートする。

エストリル12時間レースに参戦する30チームは、エストリル・サーキットで11:00から13:00(WEST)まで行われた最終フリー走行セッションを経て、その日中に第1回目公式予選が行われる。第1回目公式予選は、7月15日午後(現地時間)に行われる。

各チームは、エストリルでのこの2日間を有効に活用し、準備を整えてきた。あるチームにとっては、ライダーラインナップを見直す良い機会となったようだ。

ルマン24時間レースでは残念な結果に終わったWójcik Racing Teamは、優秀なライダーラインアップを揃えることに成功した。イギリス人ライダーのジノ・レイ選手、チェコ人ライダーのミハル・フィルラ選手に加え、YART-Yamaha Official EWC Teamの正式なバックライダーであったマイケル・ラヴァーティ選手をシェリダン・モライス選手の代役として起用した。スーパーストックチームのWójcik Racing Team 2では、スウェーデン人ライダーのクリストファー・バーグマン選手、ポーランド人ライダーのマレク・シュコペック選手、イタリア人ライダーのケヴィン・マンフレディ選手が、ライダーラインナップの強化を担う。

スーパーストックの上位チームであるBMRT 3D Maxxess Neversには、ベルギーのスーパーバイク世界選手権のライダー、ロリス・クレッソン選手が加わり、さらに目が離せないチームとなった。

ルマンでの優勝により、スーパーストックのトップに躍り出たNational Motosは、ステファン・エゲア選手、グイラーム・アンティガ選手に加えて、フランス人のエンツォ・ボウロム選手を第3ライダーとして迎え入れた。エンツォ選手は通常、Maco Racingのヤマハマシンに乗っているが、Maco Racingは、スロバキアでのコロナウイルスに関する規制のため欠場となった。

British Endurance Racing Teamの執念には脱帽する。英国チームにとってエストリル12時間レースは、初めてのFIM EWCレースとなる。フランスと英国間の移動が厳しく制限されていたため、ルマン24時間レースに参加できなかったのだ。

エストリル12時間レースでは50ポイントが争われる
Yoshimura SERT Motulと、最も近いライバルであるWebike SRC Kawasaki France Trickstarとの差はわずか16ポイント、BMW Motorrad World Endurance Teamとの差は20ポイントだ。シーズン2戦目となるエストリル12時間レースは、9月のボルドールに向けての決定的なレースになる可能性がある。ポルトガルでは、優勝チームに35ポイント、ポールポジション獲得チームに5ポイント、レース開始8時間経過後のトップチームに10ポイントが与えられ、その合計50ポイントが争われる。

エストリル12時間レースは、2021年7月17日(土)9:00(西ヨーロッパ夏時間、日本時間:同日17:00)にスタートする。

2021年エストリル12時間レース – 暫定エントリーリスト