オッシャースレーベンでダブルヘッダーに挑むライダー達
今週末、モータースポーツアリーナでは、オッシャースレーベン8時間だけではなく、ドイツIDMスーパーバイク選手権第2戦も併催される。FIM EWCとIDMの両選手権を戦うライダーも多い。
オッシャースレーベン8時間に参戦するライダーのうち4人はこの週末、スケジュールが目白押しとなっている。土曜日の午後、18ラップで行われるIDMスーパーバイクの2レースをこなした後、日曜日には8時間の耐久レースに挑む。うち2人は、世界タイトルと耐久ワールドカップを戦うマシンでレースをすることになる。
チーム SRC カワサキ・フランスと契約するエルワン・ニゴンは、IDMスーパーバイクでもトップ選手だ。2012年にIDMスーパーバイクタイトルを獲得しているニゴン。今シーズンは、5月にラウジッツで開催された開幕戦を終えた時点で、暫定スタンディングスでは2位につけている。この週末は、土曜日の午後にIDMスーパーバイクのレースを2本こなした後、チーム SRC カワサキ・フランスでは、FIM EWCのスタンディングスで首位に浮上して鈴鹿のグランドフィナーレを迎えるべく挑んでいく。
「タフになるだろうね」とエルワン・ニゴン。「両方のレースで、冷静を保たなくてはならないのだから。IDMと耐久レースでは、どちらも同じバイク(カワサキZX-10R)に乗るし、タイヤも同じ(ピレリ)だが、セットアップやバイクに乗ったフィーリングは違う。特にサスペンションやブレーキの関係でね」
ペピン・ビスタボシュにも、厳しい週末が待っている。オランダのビスタボシュは、GERT56 by GS YuasaのBMWに乗る。このドイツのチームは今回、初のFIMスーパーストック世界耐久カップ獲得に向けて絶好の位置につけている。ビスタボシュも、IDMスーパーバイク(暫定スタンディングスで7位)でもBMWに乗る。
その他、2人のライダーが、今回のオッシャースレーベンではダブルヘッダー参戦に臨む。ドイツのマルク・ニューマンはAM モト・レーシング・コンペティションから、オランダのボビー・ボスはエクステリアKSPCS レーシングチームby Ekoのスズキに乗る。