オデンダール選手、EWCワールドカップに挑戦するHONDA VILTAIS RACINGに合流
スティーブン・オデンダール選手は、フロリアン・アルト選手に続き、ホンダマシンでFIM世界耐久選手権に参戦するViltaïs Racingと契約を結んだことを発表した。
FIMスーパースポーツ世界選手権2021年シーズンで2位を獲得したスティーブン・オデンダール選手は、EWC2022年シーズンからViltäisに参加しており、昨年9月に、ドラマチックな展開を見せたボルドール24時間レースで記念すべき優勝を果たした時のライダーの一人である。
Viltaïsがヤマハからホンダのマシンにスイッチしたことで、オデンダール選手もこの難しいチャレンジに臨むことになった。しかし、オデンダール選手は、ヤニック・ルコット監督率いるこのフランスチームを信頼しており、このことに関して何の不安も感じなかったという。
「団結と信頼という精神を分かち合うこのチームの一員になれて、本当に幸せだよ。」と、南アフリカ人ライダーのオデンダール選手(29歳)は語った。「強くて、信頼しあわなければ、このチームの一員になることはできないんだ。僕が成長してきたこのチームの環境と道徳観には本当に感謝しているよ。ヤニック監督は、本当に素晴らしいリーダーで、適材適所の人選を心得ているし、みんな同じ方向を向いて頑張っている。だから、僕たちは、みんなと仕事をするのが楽しくて仕方ないんだ。これは、チームが結束して成功するためにとても大切なことなんだよ。僕が思うに、このチームの最大の長所は、メンバーを大切にする姿勢なんだ。僕は大切にされていると感じるし、そう感じると、ライダーは、前向きでいられるからね。」
ホンダとの提携についても、オデンダール選手は、大きな可能性を感じているようだ。「ホンダとの提携は、最初から上手くはいかないと思うんだけど、このホンダの挑戦には、とても気持ちを奮い立たせられるんだよ。必ず一緒にトップを目指せると確信しているよ。去年よりも良いマシンができたと思っているから、正直、良いポジションで、チャンピオンシップを戦えるはずだよ。とてもやる気の出る目標だし、チームにとっても新たな一歩となるはずだよ。」
EWC2023年シーズンの開幕戦となるルマン24時間レースは、4月13日~16日にフランスで開催される。