カワサキ・ワークスが鈴鹿8時間に参戦
カワサキは、KRT(カワサキ・レーシング・チーム)を、7月に開催される鈴鹿8時間にエントリーする。カワサキ・チーム・グリーンが3年連続でポディウムに上がっている鈴鹿で、カワサキ勢の優勝を目指す。
ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが対抗勢力に包囲された。昨年はHRCファクトリー・チームとしてホンダが復帰しているが、2019年の鈴鹿8時間ではカワサキがワークスマシンをエントリーさせる。
両マニュファクチャラーの目的は、鈴鹿戦で4年連続勝利を飾っているヤマハの勢いを阻止すること。
カワサキ・レーシング・チームがこのミッションを託すのは、FIMスーパーバイク選手権の精鋭部隊、英国のジョナサン・レイとレオン・ハスラム、トルコのトプラク・ラズガリオグルだ。
ジョナサン・レイは、4年連続でスーパーバイク世界選手権でタイトルを獲得しており、2018年の鈴鹿8時間はカワサキ・チーム・グリーンから参戦して2位に入っている。また、予選では2:05.168のタイムでラップレコードを更新している。
2018年BSB(英国スーパーバイク)のチャンピオン、レオン・ハスラムは、チーム・グリーンから鈴鹿に参戦し、好記録が続いている(2016年、2017年2位、2018年3位)。ハスラムは、MuSASHi-RT HARC-PRO のホンダで参戦した2013年と2014年には鈴鹿8時間を制している。
22歳のトプラク・ラズガリオグルは、2016年と2017年にFIMスーパーストック1000カップに参戦した後、2018年世界スーパーバイク選手権で9位に入っている。鈴鹿でのレースは、今回が初めてとなる。
カワサキの鈴鹿8時間での優勝は1993年の第16回大会にまで遡り、スコット・ラッセル、アーロン・スライトが伊藤ハム レーシング・カワサキを勝利に導いている。