ジノ・レイ選手、EWCで「見事だった」と賞賛される

2022-06-17T04:59:06+02:002022年6月12日|2022|

今月初旬にスリリングなドラマを展開したスパ24時間EWCレース終了後、マイク・ディ・メリオ選手は、F.C.C. TSR Honda Franceのチームメイトであるジノ・レイ選手を大いに賞賛した。

2022年、ホンダマシンを操ることとなったジノ選手は、天候が目まぐるしく移り変わり、まともなライディングが困難な状況にもかかわらず、地元のヒーロー、ザビエル・シメオン選手とコース上で激しいバトルを繰り広げた上、見事にこれを抑えきり、最後の表彰台を獲得した。

雨に見舞われたレース終盤、転倒から復活したフランス人ライダーのマイク選手は、次のように語った。「ただ普通にブレーキをかけただけだったんだけど、フロントを滑らせてしまったんだ。マシンにダメージがなかったのは本当にラッキーだったよ。だから、次のスティントのときに、レースが中断されたのはとても残念だったんだ。でも、レース中にすごいバトルができたし、レースを終えることができたから良かったよ。クラッシュした後、最後のスプリントはジノに任せたかったんだ。彼の方が僕よりハードなブレーキングができることが分かっていたからね。彼の仕事ぶりには感謝しているよ。」

イギリス人ライダーのジノ選手はこう語ってくれた。「レースの4分の3は、誰もミスをしなかったよね。ペースもとても良くて、テクニカルトラブルが発生するまではレースをリードしていたしね。10位から挽回して、表彰台に上れたのは本当に良かったよ。3位に戻るためには、ザビエル・シメオン選手に勝たなければならなかったからね。第1コーナーで小さなミスを犯した後、何とか彼を捕らえて、前に出ることができたんだ。」

オーストラリア人ライダーのジョシュ・フック選手も在籍するF.C.C. TSR Honda Franceは、もしも15時間走行後のジノ選手の搭乗時に、ホンダ CBR1000RR-R Fireblade SPのチェーンが破損していなければ、このベルギーでのレースで優勝を狙うことは簡単だったのかもしれない。ジノ選手はピットまでマシンを押して戻るしかなかった。このアクシデントにより、F.C.C. TSR Honda Franceは、15分の遅れを取り、順位を落としたが、その後、見事に上位復帰を果たした。