スズキは今年もポディウムフィニッシュに意欲

2018-07-16T16:59:06+02:002018年7月16日|2017-2018, 2018年 鈴鹿8時間|

鈴鹿8時間、スズキ勢は9チームがグリッドに並ぶが、ポディウムフィニッシュを狙うチームも多い。

鈴鹿8時間に参戦するスズキ勢、ヨシムラスズキMOTULレーシングとTeam KAGAYAMA、強豪2チームを含む全ての顔ぶれが確定した。

ファクトリーチームのヨシムラスズキMOTULレーシングは、鈴鹿では初開催の1978年に始まり、1980年、最近では2007年と2009年と、過去4回勝利を飾っている。ポディウムの常連であるヨシムラスズキMOTULレーシングは今回も、2013年からチームを牽引する津田拓也、2014年FIMスーパーバイク世界王者で、モトGPではスズキのテストライダーを務めるフランスのシルバン・ギュントーリを起用する。今年は、英国のスーパーバイクレーサー、ブラッドリー・レイか渡辺一樹のいずれかをチームメイトの迎えポディウムを狙う。昨年、#12 スズキは、レース序盤でクラッシュを喫したが、見事な挽回を見せて7位まで追い上げた。

加賀山‐シュワンツのコンビが復活
ヨシムラスズキMOTULレーシングの元スターライダーである加賀山就臣が2013年に結成したTeam KAGAYAMAは、すぐに鈴鹿8時間の鍵となるチームとなった。加賀山はケビン・シュワンツ、芳賀紀行とともに、鈴鹿デビューとなった2013年に、チームをポディウムの3段目に押し上げている。2014年にも、芳賀、ドミニク・エガーターと、2015年には芳賀、清成龍一とともに同リザルトを収めている。ここ2年間はポディウムを逃しているが(それぞれ6位、17位フィニッシュ)、今年、加賀山は#71 スズキを浦本修充、米国のモト2ライダーで鈴鹿発参戦のジョー・ロバーツとシェアする。ケビン・シュワンツは、チームマネージャーとしてチームに復帰する。Team KAGAYAMAは、ダンロップタイヤを履く。

トミー・ブライドウェルとジョシュ・ウォーターズも登場
この他にも注目を集めるスズキ勢が、エスパルスドリームレーシング。チームオーナーの生形秀之は、トミー・ブライドウェルをチームメイトに起用した。英国のスーバーバイクで活躍するブライドウェルは鈴鹿8時間にこれまで2回参戦しており、2014年にはYARTヤマハで10位フィニッシュを果たしている。MotoMap Supplyも、注目の一つ。今野由寛、オーストラリアのスーパーバイク王者に3度輝いているジョシュ・ウォーターズ、昨年の鈴鹿を9位でフィニッシュしている元モトGPレーサーの青木宣篤の布陣で臨む、

スズキ・エンデュランス・レーシングチームも、スズキ勢の一つとしてグリッドに並ぶ。波乱の2017‐2018シーズンを過ごしてきたビンセント・フィリッペ、エティエヌ・マッソン、グレッグ・ブラックだが、この日本でポジティブな結果を残そうと気合いを高めている。
同じくヨーロッパのスズキ勢では、Team R2CLが、南アフリカスーパーバイク王者のクリントン・セラー、オーストラリアのアーロン・モリス、ビリー・マッコネルとともにエントリーしてくる。