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スズキ・エンデューランス・レーシング・チームがボルドールで優勝

2019-09-22T17:28:41+02:002019年9月22日|2019-2020, Bol d’Or 2019|

スズキ・エンデューランス・レーシング・チームが再び美酒を味わい、ボルドールのフィニッシュラインを、ポーランドのWojcik Racing Team(ヤマハ)、ドイツのTeam ERC Endurance(BMW)に1ラップ差をつけてフィニッシュラインを越えた。スーパーストッククラスは、波乱の結末の末にモト・アインが優勝を飾った。

ビンセント・フィリッペ(自身9度目のボルドール勝利で、今回が最後のレース参戦)、エティエヌ・マッソン、グレッグ・ブラックを擁するスズキ・エンデューランス・レーシング・チームが、ボルドール17回目の優勝を飾った。特に、スズキのファクトリー支援を受けるこのチームにとっては、2016年のボルドール以来、初の世界戦勝利。当時はビンセント・フィリッペ、アンソニー・デルヘール、エティエヌ・マッソンというラインナップだった。スズキ・エンデューランス・レーシング・チームは2019-2020 FIM EWC を上々の形で滑り出し、49ポイントを獲得してランキングトップに立った。

この夏にスズキ・エンデューランス・レーシング・チームの司令塔に就任して以来、今回のレースでも果敢な勝負を見せたSERTの新チームマネージャー、ダミアン・ソーニアには、アンソニー・デルヘールEWCスプリットトロフィーが贈られた。

スズキ・エンデューランス・レーシング・チームに続いてフィニッシュを果たしたのは、予想外のチャレンジャー、Wojcik Racing Teamだった。ポーランドを拠点とするヤマハのチームは、ジノ・リー、クリストファー・ベルグマン、アクセル・モーリンが雨の中のレース序盤を通して首位に立ち、その後もライバル達を抑え切った。

レース終盤では、BMW勢同士の2チームがバトルを展開した。Team ERC Endurance(マシュー・ジンス、ジュリアン・ダ・コスタ、ルイス・ロッシ)は、BMW モトラッド・ワールド・エンデューランスチーム(イルヤ・ミハルチク、ジュリアン・パフェ、ケニー・フォレイ)と対決。最終的にTeam ERC Enduranceがこのバトルを制し、世界耐久戦デビュー戦を果たしたBMWのファクトリーチームを4秒リードしてチェッカーを受けた。

最終ラップでは、ヤマハ勢の2チームが見事なパフォーマンスを披露した。23番手からスタートしたOmega Maco Racing Team (パウエル・シュコペック、ビヨン・エストメント、カレル・ハニカ)は5場面にフィニッシュラインを越え、VRD イゴール・ピエール・エクスペリエンス(フローリアン・アルト、フローリアン・マリノ、リカルド・ブリンク)が続いた。

スーパーストックを制したのはモト・アイン
モト・アインは、ほぼミスのないレースを展開した。ヤマハに乗るこのチームは、7位でフィニッシュしスーパーストッククラス優勝。このクラス優勝で40ポイントを獲得した他、スーパーストックのスターティンググリッド2番手からスタートしたことでボーナスポイント4を獲得したのに加え、2回の中間リザルトで10ポイントずつも手に入れた。唯一のライバルは、チーム 33 コヨーテ・ルイ・モトで、ポールポジションからスタートしたが、クラッシュにより最下位にまで後退したCoyote Louit Moto, who started from pole but fell to the

アンソニー・ロワゾー、ジョナサン・ハルド、ジュリアン・ピロのBMRT 3D Maxxess Nevers (カワサキ)は、総合10位、スーパーストック2位でフィニッシュ。スズキのモータース・イベンツ(ジェームス・ウェストモーランド、ヨハン・ニゴン、フローレン・ツール)は、Wojcik Racing Team 2からスーパーストッククラス3位の座を奪取した。

記録に残る大会に
第83回ボルドールは、非常に異例のレースとして歴史に名を残すことになりそうだ。1988年と1996年と同様、このポール・リカール・サーキットの天候は激しい雨となり、土曜日の午後から日曜日の午前6時までレース中断を余儀なくされたのだ。

レースが再開して3時間後、みるみる乾いていくコースの上で、首位を走行していたF.C.C. TSR ホンダ・フランスのエンジンがトラブルに。このホンダのすぐ後ろにYARTヤマハに乗っていたロリス・バズとWebike SRC カワサキ・フランスのエルワン・ニゴンがマークしていたことで、巻かれていたオイルに気付かなかったこの2台がクラッシュ、バイクから出火したため、2つのファクトリーチームもリタイアを余儀なくされた。

このファクトリーチーム勢の離脱により、スズキ・エンデューランス・レーシング・チームに優勝の道が開け、この時点で首位に立つとライバルに対しての差を築き始めた。最もタフなバトルの相手は、ポーランドのWojcik Racing Teamだった。

天候にも負けず大勢のファンが観戦
2019年のボルドールには、厳しい天候の中、6万2000人の観客が押し寄せた。

2019-2020 FIM 世界耐久選手権の次戦は、セパン8時間。12月14日土曜日にマレーシアで開催される新しいレースで、FIM EWC と FIA WTCR/Oscaroのラウンドを併催。4輪と2輪のダブルヘッダーイベントとして開催される。

2019年ボルドール結果