スパ24時間 - FIM世界耐久選手権が再びスパ・フランコルシャンで開催

2019-05-15T10:16:07+02:002019年5月14日|2018-2019, カテゴリーなし|

FIM世界耐久選手権は、名門サーキットのスパ・フランコルシャンサーキットで24時間レースを開催するという新たに大きな節目を迎えた。
スパ24時間は、2022年の6月上旬に開催される。このイベントは、革新的なフォーマットで行い、新たな境地を切り開く。金曜日の夜にスタートし、日曜日にはスペクテイターに独特の体験を提供する。

1973年から2003年まで行われてきた世界耐久選手権の人気イベント、リェージュ24時間の舞台としても有名な、世界屈指の名門サーキット、スパ・フランコルシャンが、2022年6月からFIM世界耐久選手権に加わる。起伏が激しく、ラディオンでも知られる超高速のサーキットだ。

このスパ24時間は全く新しいフォーマットで開催され、世界耐久選手権の中でも最も過酷で最もエキサイティングなレースの一つとなることは間違いない。レースは金曜日、日没後の午後10時にスタートし、土曜日の夜にフィニッシュを迎える。日曜日は、完全にファンのためのイベントとなり、選手権の主なモデルが、1万人規模のレースファンを招待して、安全を維持した状況でスパを数ラップ走行したり、チャンピオンたちと触れ合う時間が用意される。

スパ24時間が、ル・マン24時間、ボルドール、セパン8時間のウィンター戦、さらに鈴鹿8時間のグランドフィナーレに加わることで、2021-2022シーズンの FIM EWCは、新たに規模を広げることになる。

この鍵となる新たな舞台は、選手権をよりコンペティティブなものとし、国際舞台で活躍するライダーの新規参入を引き寄せ、チームにもマシンにもチャレンジングなレースが展開されることでFIM EWCのイメージをさらに高めることになる。

ユーロスポーツ・イベンツ代表 フランソワ・リベイロ
「世界耐久選手権にとって、素晴らしい日となった。スパ・フランコルシャンでレースをすることはモータースポーツにおいて最高のチャレンジの一つであり、それを我々のシリーズのライダーやチームに提供することができる。我々は、伝統と改革をともに継続していく。参戦者たちは、自分たちの勇気をこの伝統のコースで24時間試し続ける。金曜日の夜10時から土曜日夜にフィニッシュを迎え、その後、その幸せを盛大に祝うことになる。
スパ24時間は、ユーロスポーツ・イベンツが世界耐久選手権のプロモーターに就任して以来、行ってきた競技力の高さをさらに強めることになる。

世界で最も美しいサーキットに手を加えることなくFIMの安全基準に合致させ、さらにフォーミュラ1のレースのためにFIAの規定も遵守し、2つの国際連盟の間をコーディネートすることは、壮大な試練となる。スパ・フランコルシャンサーキットの代表、メルショール・ワシュレと、CEOのナタリー・マイレは、2016年5月に最初の話し合いを行って以来、強い決意のもとでこのプロジェクトを推進してきた。ワルーン政府の副総理で経済大臣のピエール−イブ・ジョホールに感謝を伝えたい。彼なしでは、スパ・フランコルシャンの歴史に新しいページを書き加えることを可能にすることはできなかった。

モーターサイクルの耐久選手権のロングバージョンが、スパに戻ってきます!」

スパ・フランコルシャンサーキット取締役会長 メルショール・ワシュレ
「モーターサイクルの耐久レースがスパ・フランコルシャンサーキットに戻ってくることは、我がサーキットの多角化戦略において不可欠な部分であり、間違いなく非常に興味深い新たなレースフォーマットを取り入れることで、これまでの中でも歴史的なレースになるという、最高の形で行われることになる」

スパ・フランコルシャンサーキットCEO ナタリー・マイレ
「モーターサイクルの耐久レースがスパ・フランコルシャンサーキットに復帰することを発表するのは、非常に光栄なこと。1921年、このサーキットで初めて開催されたレースは、モーターサイクルのレースだった。サーキットがまもなく100年の歴史を迎えようとする中で、非常に象徴的なイベントとなる。スパ・フランコルシャンサーキットは、2輪、4輪、両方のモータースポーツにとって壮大な舞台だ。この歴史的なコースで新しい世界選手権を開催することは、我がサーキットの魅力の証だ。一流のレースを誇る選手権の一戦になることを、非常にうれしく思う」

FIM CCRコミッション・ディレクター フランク・バイシー
「FIMは、スパ・フランコルシャンサーキットが、その設備をFIM世界耐久選手権が求める安全基準に合致させてくれることをうれしく思う。我々は、同サーキットとユーロスポーツ・イベンツとともに、この大きな望みをかけるプロジェクトに取り組んできた。サーキットが公認を取得し、新たな素晴らしい24時間レースイベントを開催するまで、一丸となっての取り組みを続けていく」