スーパーストック勢が健闘、トップ15に5チーム
レースはフィニッシュまで5時間となる中、スーパーストック部門勢が健闘を見せている。部門最上位のGert56は総合7番手につけ、Webike Tati Team Trick Star、No Limits Motor Teamが後に続いている。
ボルドールはフィニッシュまであと5時間に迫る中、スーパーストック部門のリーダー、Gert56は総合7番手と奮闘している。
BWMに乗るこのドイツのチームは、ジュリアン・パッフェ、ステファン・ケルシュバウマー、フィリップ・アルテンドルファーの布陣でレーススタートからトップ10圏内をキープしている。チーム33コヨーテ・ルイ・モト(カワサキ)とジュニア・チーム・ルマン・スッド・スズキは序盤、スーパーストック部門の首位を争っていたが、チーム33コヨーテ・ルイ・モトがエンジントラブルで後退、ジュニア・チーム・ルマン・スッド・スズキもクラッシュを喫している。
Gert56はここまで、Webike Tati Team Trick Star(カワサキ)の前をキープし続けている。しかし、フランス‐日本の混成チームのジュリアン・エンジョラス、ケビン・デニス、出口修も、差を詰めようと果敢に挑んでおり、レース終盤は激しい部門争いを見る事になりそうだ。
No Limits Motor Teamは、スーパーストック部門のポディウム最後のポジションに最も近いところにつけている。スズキに乗るイタリアチームにとっては、ここまで長い道のりだった。レースの滑り出しはトップ20につけていたが、まもなくブレーキトラブルを喫して40番手に後退。エディ・デュプイ、ルカ・スカッサ、ミカエル・マッツィナはそこからハードなプッシュを続け、#44をスーパーストック部門のポディウム圏内までに挽回を見せている。
現在、No Limits Motor Teamから3周遅れとなっているジュニア・チーム・ルマン・スッド・スズキのヒューゴ・クレア、アレックス・サラベイルース、ルイス・ロッシは、夜間走行中にクラッシュも喫しているが、まだポディウムフィニッシュをあきらめていない。
FIM EWCデビュー戦を迎えた#777スーパーストック・ヤマハのWojcik Racing Teamは、見事なパフォーマンスを披露している。グリッド31番手からスタートしたこのチームは、現在総合15番手、スーパーストック部門5番手につけて、フィニッシュまで残り5時間を迎えている。