セパン8時間:初開催のイベントは開幕目前

2019-12-11T03:07:38+01:002019年12月9日|2019-2020, 8 Hours of Sepang 2019|

12月14日土曜日に行われる初開催のセパン8時間は、2輪と4輪のモータースポーツの祭典“レース・オブ・マレーシア”の軸となる要素。このイベントでは、アジアでは初めて、FIA WTCR/OSCAROとFIM EWCが同時開催される。
FIM世界耐久選手権第2戦となるセパン8時間は、トップレベルのチームがチャレンジングなセパン・インターナショナル・サーキットに挑むことから、ドラマ満載の見応えのあるレースとなることは必至だ。

モトGP、FIM スーパーバイク、アジア・ロードレーシング選手権のライダーたちやタイトル経験者が、2019-2020 FIM EWCにフル参戦する36チームとともにセパンに参戦する。初開催のセパン8時間では、世界トップの耐久レースチームと、母国の威信をかけて勝利を目指すアジアの強豪が激突する。

アジアの強豪の両雄は、マレーシアのチーム、ヤマハ・セパン・レーシングと、日本のHonda Asia Dream Racing with Showaだ。

ヤマハ・セパン・レーシングは、モトGPライダーのフランコ・モルデビリ、ベテランの世界スーパーバイクライダーで鈴鹿8耐を4回制しているマイケル・バン・デル・マーク、マレーシアのスターライダーでモトGPのコンペティター、ハフィス・シャーリンの顔ぶれで臨む。

鈴鹿8耐の強豪常連、Honda Asia Dream Racing with Showaは、2016年からチームのNo.1レーサーを務め、先日のアジア・ロードレーシング選手権ではスーパーバイク1000部門で総合3位フィニッシュを飾ったマレーシアのザクワン・ザイディ、APRCではスーパースポーツ600クラスに参戦しているインドネシアのアンディ・イズディハール、タイのモト2世界チャンピオン、ソムキアット・チャントラという布陣だ。

7マニュファクチャラーが参戦
FIM EWCにフル参戦するチームも、戦いの準備を整えている。現チャンピオンのWebike SRC カワサキ・フランスは、ボルドールでの混乱で失った時間を取り戻すことを目指す。カワサキに乗るこのチームは、YARTヤマハ、F.C.C. TSRホンダ・フランスとともに、戦いを断念せざるを得ない結末を迎えている。

ワークス支援を受けるこの3チームは、2019-2020 FIM EWCシーズンの第2戦で、最高ポイント獲得を目指して挑んでいく。マレーシアで優勝すれば30ポイント、さらにポールポジションを獲得すればボーナスポイント5が与えられる。しかし、ボルドールを制したスズキ・エンデューランス・レーシング・チームや、このシーズン開幕戦を3位でフィニッシュしているBMW モトラッド・ワールド・エンデューランス・チームが闘志を燃やしていることも忘れてはならない。その他のファクトリー勢も存在感を表してくるだろう。チームERCエンデューランスは、ドゥカティからの支援を受け、パニガーレV4Rで世界耐久選手権での栄光を目指す。

FIM EWCには、6つのマニュファクチャラーがワークスチームをエントリーしている。セパン8時間では7つめのブランドとして、Team Sugai Racing Japanがアプリリアで登場する。

トップ10トライアル
12月11日水曜日のプラクティスセッションと12月12日木曜日の予選は、マレーシアの順位に重要な意味を持つ。鈴鹿8耐と同様、トップ10トライアルで、予選の後の最終スターティンググリッドが決まる。セパン8時間では、予選でトップ10チームそれぞれの最速ライダーが、1周のフライングラップに挑戦。グリッドの先頭から10番目までが、この結果によって決められる。このトップ10トライアルは、セパン・インターナショナルサーキットが日暮れを迎えてから行われる。

イベントはサーキットの他、クアラルンプールでも
セパンのコースでの競技に先駆けて、チーム陣は、セパン・インターナショナル・サーキットから45kmほどのマレーシアの首都クアラルンプールの街路に登場する。12月10日火曜日の夕方、市の中心部ではパレードが行われ、FIM EWCのバイクと、レース・オブ・マレーシアの後半に行われるFIA WTCR/OSCAROの最終戦に参戦するマシンが参加する。FIA世界ツーリングカーカップの最終戦を飾る3つのレースは、12月15日日曜日に行われ、ここではハフィス・シャーリンが再び参戦する。マレーシアの人気ライダー、シャーリンは、同一週末に2つの世界選手権戦に参戦するという一大チャレンジに挑む。土曜日のセパン8時間の後、シャーリンはワイルドカード枠で参戦する4人のうちの1人として、WTCRレース・オブ・マレーシアでステアリングを握る。