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セパン8耐を振り返る

2020-01-17T07:40:46+01:002020年1月8日|2019-2020, 8 Hours of Sepang 2019|

「セパン8時間耐久ロードレース」は大きな衝撃を我々に与えた。マレーシアで初の開催となったFIM EWCレース「セパン8耐」を主要ライダー達と共に振り返ってみよう。

YARTヤマハのイタリア人ライダー、ニッコロ・カネパ選手は、ゴールした時の瞬間を今でも鮮やかに覚えているという。
「ゴール後、パルクフェルメに入った時、チームクルー全員が大喜びで迎えてくれるので大変驚いた!
その時初めて、いかにこのレースが難しかったかを認識したね。」

MOTO AINのスイス人ライダー、ロビン・マルハウザー選手は、スーパーストッククラスでのチーム優勝という結果をこう振り返る。

「表彰式は本当に楽しかったね。
今回の優勝カップは、これまでに受け取った優勝カップの中で一番美しかったね!
セパンをよく知っていたつもりだったけど、パーフェクトな照明設備で夜に浮かび上がった壮大なコースを見るのは初めてだったよ。」

満場一致でセパンサーキットを称賛
セパン・インターナショナル・サーキットに新設された照明設備のもと、昼夜を通して行われたマレーシア最初の耐久レースは、パドック全体からも高い評価を集めた。
「セパンはEWCチャンピオンシップの中で最も美しいサーキットだよ。」とTEAM ERC ENDURANCE、ルイ・ロッシ選手は語る。
「伝説的でテクニカルなコースなので、鈴鹿サーキットとともに最高のサーキットの1つと言えるね。」とWebike SRC Kawasaki France、エルワン・ニゴン選手は付け加えた。

JEG Racing Team、グレゴリー・ルブラン選手も同様に「セパンは高速コーナーと高低差がある壮大なコース。素晴らしかったね。」と語る。
Webike SRC Kawasaki Franceのスペイン人ライダー、ダビド・チェカ選手は、「セパンは本当に素晴らしいサーキット。来年まで待ちきれないよ。
12月に気温27度という中、MotoGPライダーとレースを戦うことができてとても楽しかった。」

素晴らしいレースの瞬間
ポーランドチームWójcik Racing Teamのイギリス人ライダー、ジノ・レイ選手は、レースを鮮明に覚えている。
「MotoGPトップライダーであるフランコ・モルビデリと一緒のコースを走ったんだよ。予選で彼からコンマ数秒遅れで2番グリッドを獲得したことは信じられないことだったよ。」

Webike SRC Kawasaki France、ジェレミー・ガルノニ選手は、セパン8耐のもう一つの特徴を大いに楽しんだようだ。
「トップ10トライアルは素晴らしいね。他のEWCレースでも採用されればいいのに。」

1次予選の中でトップ10に入ったチームが、2次予選「トップ10トライアル」に進むことができる。このトップ10トライアルでは、チームの最速ライダーが代表して走行する。
そして、トップ10トライアルのリザルトが上位10チームのスターティンググリッドに反映されるというシステムである。
この予選システムは鈴鹿8耐でも実施されるものだ。

セパンで初めて成功をおさめたダブルヘッダーレース
今回、セパンで開催されたレースイベントは「レース・オブ・マレーシア」と銘打ち、マレーシア初の二輪(2019-2020 FIM EWC第2戦)と四輪(2019 FIA WTCRチャンピオンシップシーズン最終戦)の併催イベントとして開催され、見事に成功を収めた。
セパンサーキット初のダブルヘッダーイベントであったため、各方面に大きな影響を与えることになり、二輪・四輪のレース関係者から高く評価されたイベントとなった。

このサーキットはハイスピードかつテクニカルなコースであり、ナイトレースにおいても完璧な照明設備により、二輪・四輪両方のライダー・ドライバーからも高い評価を得た。
そして、レースはそれぞれ別日に開催されたため、参戦したライダー・ドライバー達はそれぞれの練習・予選や本戦中にお互いを応援しあうことができた。

FIM EWCのライダー・FIM WTCRのドライバー達は、レース以外のイベントにもとても感銘を受けていた。
火曜日の夜には、マレーシアの首都の中心部にあるペトロナスタワーのふもとでミーティングが行われ、続いて、二輪・四輪レース車両による公道を使ったパレードが行われた。
「クアラルンプールの公道を警察の先導付きで行う、ある種クレイジーなパレード」は、SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM、グレッグ・ブラック選手にとって忘れられない思い出となった。
「素晴らしい瞬間だったよ」とF.C.C. TSR HONDA FRANCEマイク・ディ・メリオ選手はそう語る。
「自分のレースバイクでクアラルンプールの街を走るのはすごく気持ちがよかった。なにか夢がかなったような感じだね。」 参加したMOTO AINのロビン・マルハウザー選手はそう私たちに話してくれた。 パレードはSICとマレーシア観光局が企画し、14台のレース用バイクと8台のレーシングカーが参加した。

日曜日に、セパン・インターナショナル・サーキットで行われた全ての二輪・四輪チームが参加したアフターパーティーもまた、忘れられないものとして記憶に残るイベントとなり、活気にあふれた夜となった。