フィリップ・エットル選手、チャズ選手の代役として緊急招集
4月14-17日に開催されるFIM世界耐久選手権2022年シーズンの開幕戦、ルマン24時間レースにERC Endurance-Ducatiから出場するはずだったチャズ・デイビス選手の代役として、フィリップ・エットル選手がFIM世界耐久選手権にデビューすることが急遽、決定した。
今月初めにミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されたCampionato Italiano Velocitàで、ロレンツォ・ザネッティ選手が転倒し、負傷したため、チャズ選手はこのドイツチームに招集されていた。
しかし、ルマンで開催される24時間という過酷なレースに向けて、体調を崩してしまったチャズ選手は、今回の参戦を見送り、代わりにフィリップ選手がスペイン人ライダーのデビッド・チェカ選手とハビエル・フォレス選手のパートナーになることとなった。ドイツ人ライダーのマルク・モーザー選手は、チームの第4ライダーとしての役割を継続する。
「今まで耐久レースに参戦したことがなかったから、何が起こるか楽しみにしているんだよ。」とフィリップ選手は語った。「このWSBK仕様のドゥカティ パニガーレV4 Rのことはよく知っているんだ。どんどん良くなっているよ。それに、僕はMoto3やMoto2の時代にルマンで何度もレースをしているから、コースのことも良く知っているんだ。」