フル参戦チーム数の新記録が樹立

2017-09-09T00:00:00+02:002017年9月9日|2016-2017, Bol d’Or 2017 2018|

まもなく開幕するFI […]

まもなく開幕するFIM EWCチャンピオンシップの2017-2018シーズン。この新シーズンでは33のチームがフル参戦を果たす予定だ。

フォーミュラEWCとスーパーストッククラスには、ヤマハ、ホンダ、スズキのサポートを受ける5つのチームと、19のプライベータが参戦する。彼らが最初に対峙するのは、9月16〜17日に行われるボルドールの24時間レースだ。

2017-2018シーズンのFIM EWCでは、19チームがフォーミュラEWCクラス
に、14チームがスーパーストッククラスにそれぞれフル参戦する予定である(参加義務のない鈴鹿8時間耐久レースは除く)。彼らは今週末にポールリカールで行われる、開幕戦ボルドールに参加する予定である。

世界各国から参加者が集まる

今シーズンには、フランス、日本、ドイツ、ベルギー、スイス、イタリア、スペイン、中央ヨーロッパ各国、アメリカ、オーストラリア、コロンビアなど12カ国(ライダーの国籍を考慮すれば17カ国)からエントリーしたチームが参戦する。この多様性は、FIM EWCがますます国際的になっていることを示す一例である。

また、フランスのチームGTM94ヤマハとスズキ・エンデュランス・レーシング・チーム、オーストリアのYARTヤマハ、日本のF.C.C. TSRホンダ、フランスとイギリスのホンダ・エンデュランス・レーシングの5チームのファクトリーチームも参戦する。

12の新チーム

長年参戦を継続しているチームもいる中、今季から新たにフル参戦を果たすチームもある。ベルギーのモトテックEWCチーム(ホンダ)は、昨シーズンの選手権に初めて挑戦した。

「我々にとって最初のフルシーズンだ。チームが学び、改善するための全く新しい年になる」

モトテックのチームマネージャーであるデビッド・デリエッジはそう語る。

「我々の目標は、できるだけ早くスピードを付け、競争力を発揮することだ。しかし、我々はベルギーの小さなチームだ。最大の課題は、必要な資金を調達することだ」

スイスの新興チームであるズフ・レーシング・チームは、2015年のボルドールでデビューした。そして昨年の24時間レースでは、スーパーストッククラスで6位に入っている。なお今季の同チームは、ホンダのバイクを使うことになる。

「1戦か2戦レースをすると、欲求が研ぎ澄まされる」

そう語るのは、チームのライダーを務めるケビン・ズフェリーだ。彼はチームマネージャーも兼任している。

「チャンピオンシップにフル参戦するのが、私たちの夢だった。しかしこれまで、予算がそれほど伸びることはなかった。我々の目標は、EWCクラスの昇格し、ボリジェーチームのような恒久的なチームになること、そしてスイス人のとても速いライダーを見つけることである」

フランスのチームRAC41ホンダは、すでに実績を残しているチームだ。1999年にアルノード・ラローズによって設立されたRAC41は、2010年のル・マン24時間で3位、そして同年のボルドールでは4位になった。過去数年はフランス国内のレースにのみ出走してきたRAC41だが、新シーズンはスーパーストッククラスにフル参戦する契約を交わした。

「我々のカテゴリーで、表彰台を狙うことを目指している」

RAC41ホンダのチームマネージャーであるルドビック・レゼはそう語る。

「我々は闘うこと、そして前に進むということへの欲望によって動かされている」