ホンダ鈴鹿シェイクダウンでコースに復帰のEWCチャンピオン、フック選手、「とてもいい感じ」とコメント
F.C.C. TSR Honda FranceのFIM世界耐久選手権2022年シーズンタイトル獲得に貢献したジョシュ・フック選手は、先日鈴鹿でシェイクダウンテストを行った後、マシンの感触は「とてもいい」と語った。
昨年11月に手首の骨折から復帰して以来、初めての走行となったオーストラリア人ライダーのジョシュ・フック選手は、昨年8月のEWC鈴鹿8時間耐久レースの会場であった日本のコースで、2023年仕様のホンダ CBR1000RR-Rを走らせた。
5.821kmのコースで行われた今回のテスト走行は、ファンイベントの翌日に行われ、前日のアクティビティに参加したチームも現れた。F.C.C. TSR Honda Franceは、午前と午後にそれぞれ60分間のセッションを行い、EWC2023年シーズンで使用するマシンでのライディングテストを行う機会を得た。
「とても良い一日だったよ。」と、フック選手(30歳)は語った。「僕たちのマシンには、スイングアーム、オフセット、マフラーなど新しいパーツがかなり採用されたから、今回、そのテストができて良かったよ。全体としては、とてもいいフィーリングで、バイクはうまく機能していたと思うよ。特にマフラーは、とてもいい感じで、今日も問題なく機能してくれたよ。でも、一番良かったのはマシンのフィーリングがとても良かったことだね。」ヨーロッパに戻って、ルマンでテストするのがとても楽しみだよ。チームがバイクのシャシーに施した使用変更は、ヨーロッパで必ず僕たちのプラスになってくれるはずだからね。」
昨年8月に開催された”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会で、一時トップに立つという活躍を見せたフック選手は、次のように続けた。「全体的にとても良い一日で、ラップタイムもかなり良かった。コースは、クルマのせいで少し汚れていたけれど、全体的に見れば、すべてが満足できるものだったよ。冬休みに頑張ってくれたTSRに心から感謝するよ。彼らは今年、僕たちをしっかり助けてくれるような改良したマシンをサーキットに持ち込んでくれた。このマシンなら、再びチャンピオンシップをより良いポジションで戦うことができるよ。」
フック選手、完全復活
ジョシュ・フック選手は、昨シーズンのスーパーバイクオーストラリア選手権最終戦で転倒し、手首を骨折したが、今回の鈴鹿での走行が復活の証となったようだ。
「今回、バイクに再び乗れることができて、本当にうれしかったんだ。」とフック選手は続けた。「去年末に手首を骨折して以来、初めてバイクに乗ることができたからね。個人的に自分の体のコンディションも確認することができたし、すべて順調だったよ。」
EWC新シーズンの開幕戦となるルマン24時間レースは、4月13日から16日にかけて開催される。
フック選手へのインタビューは こちら 。