ボルドールが開幕
開幕したボルドールは、フリー走行からいきなりラップレコードが更新される滑り出しを見せた。YART ヤマハとWebike SRC カワサキ・フランスは既に、昨年の予選でマークされたベストラップ、1:54.007を更新している。
YART ヤマハは、この日午前に行われたフリー走行でマービン・フリッツが1:53.569をマーク。これは、ポール・リカール・サーキットでの新EWCコースレコードとなった。
現チャンピオンのWebike SRC カワサキ・フランスも、この日午前に1:53.964のセカンドベストを叩き出している。
F.C.C. TSR ホンダ・フランスは1:54.412と3番手タイムで、BMW モトラッド・ワールド・エンデューランス・チーム、スズキ・エンデューランス・レーシング・チームが続いた。今季FIM EWCにデビューを果たした新しいファクトリーチーム、BMW モトラッド・ワールド・エンデューランス・チームは、ウクライナのイルヤ・ミハルチクがクラッシュに巻き込まれたものの、既に上位ペースを見せており、1:54.563のタイムをマーク。スズキのファクトリーチームが出した1:54.592を上回った。
Tati Team Beaujolais Racingは見事な滑り出しを見せて、ファクトリー支援を受けるチームに続いての6位。
スーパーストッククラス勢の最上位はモト・アインで、FIM 世界耐久カップのチャンピオンとして、タイトル防衛に向けて強い決意を見せている。ライバルとなるTeam 33 Coyote Louit Moto、BMRT 3D Maxxess Nevers、モータース・イベンツはフリー走行を終えてトップ15に食い込んでいる。
この日午後に行われる1回目の予選では、2019-2020 FIM EWCの戦況を垣間見ることが出来そうだ。2回目の予選は、金曜日の午前に行われる。第83回ボルドールは、9月21日土曜日、フランス時間の午後3時にスタートを迎える。