ボルドール優勝経験ライダー10人を含むEWC最終戦エントリーリストが公開
今月末に開催されるFIM世界耐久選手権2022年シーズンの最終戦には、10人のボルドール優勝経験者が参戦する予定だ。
9月15日から18日にかけてポール・リカール・サーキットで開催されるアクション満載だった今年のEWCシーズン最終戦では、10人の優勝経験者を含む43台のマシンが参戦し、さらに熱い戦いが繰り広げられるだろう。
EWCフォーミュラクラスには16チームが、スーパーストッククラスには24チームがエントリーしている。さらに、3チームがエクスペリメンタルクラスに参戦する。バイクメーカーでは、BMW、ドゥカティ、ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハが参戦する。
優勝経験者では、グレッグ・ブラック選手、デビッド・チェカ選手、ニッコロ・カネパ選手、マイク・ディ・メリオ選手、ジェレミー・ガルノニ選手、シルバン・ギュントーリ選手、ジョシュ・フック選手、マシュー・ラグリブ選手、グレゴリー・ルブラン選手、エティエンヌ・マッソン選手が名を連ねている。EWCシーズン参戦チームのライダーラインアップ変更の概要は次の通りである。
渡辺選手はYoshimura SERT Motulで継続
“コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会での表彰台と先週末のMotoGPデビュー果たしたばかりの日本の渡辺一樹選手は、引き続きYoshimura SERT Motulのライダーラインアップの一角を継続する。また、怪我で鈴鹿を欠場したフランス人ライダー、シルバン・ギュントーリ選手がこのレースで復帰する予定である。
アラン選手がF.C.C. TSR Honda Franceに復帰、レオン選手はTATI Team Beringer Racingに移籍
フランス人ライダーのアラン・テッカー選手は、EWC2017-18シーズンでタイトルを獲得したチーム、F.C.C. TSR Honda Franceに復帰。アラン選手は、先月開催された鈴鹿8耐において、練習走行中のクラッシュで頭部に重傷を負い、現在回復中のイギリス人ライダー、ジノ・レイ選手の後任として参戦する。ジノ選手の僚友であり、鈴鹿8耐で2位を獲得したレオン・ハスラム選手は、アラン選手が在籍していたフランスのカワサキプライベートチーム、TATI Team Beringer Racingに、スパ24時間EWCレースでケガを負い、欠場したベルギー人ライダーのバスティアン・マッケルズ選手の代役として招集された。
ERC Endurance-Ducatiは、チャズ選手を起用、ロレンツォ選手は4人目のライダーとして参加
FIMスーパーバイク世界選手権で何度もの優勝経験を持つチャズ・デイビス選手は、ドイツチームのERC Endurance-Ducatから2回目のEWCレースに参戦する。ロレンツォ・ザネッティ選手は第4ライダーとして参加することになった。ロレンツォ選手は、EWC全戦に出場する予定だったが、開幕戦のルマン24時間レース前に母国イタリアのレースで負傷してしまった。
MACO Racing Team、カミーユ選手を迎え入れる
フランス人ライダーのカミーユ・ヘデリン選手は、ヤマハマシンを駆るスロバキアチームのMACO Racingから13回目のボルドール24時間レース出走を果たすことになった。Wójcik Racing Teamは、マチュー・ギネス選手を採用し、スパでのライダーラインナップを変更した。
BMWエンジン搭載の日本チーム、EWCで新たな冒険へ
鈴鹿では、スーパーストッククラスに参戦したTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWは、星野 知也選手、石塚 健選手、中冨 伸一選手をライダーに迎えフォーミュラEWCにステップアップし、ボルドールデビューを果たす。
FIM耐久ワールドカップの各チームがライダーラインナップを変更
チーム202と昨年のボルドールで3位を獲得したBMRT 3D Maxxess Neversは、スパで活躍したジミー・ケテル選手とヴィンセント・ロンボワ選手に代わり、シルヴァン・ゴシュラン選手とジュリアン・ピロット選手を起用することになった。また、TRT27 Bazar 2 La Bécaneでは、ジャン・ピエロ・ビアンコ選手に代わってトム・オリバー選手が出場する。グイラーム・アンティガ選手がTeam 33 Louit April Motoに加入し、JMA Racing Action Bikeはポール・デュフォー選手とマキシム・グッチャルディ選手を獲得した。
RAC41-Chromeburnerのスパ参戦ライダー、エディ・デュピュイ選手の代わりにジョナサン・ハード選手が、ベルギーでのレースを欠場していたエイドリアン・パラッソル選手がPitlane Enduranceに復帰する。Énergie Enduranceでは、ヤン・モーア選手の代役としてイワン・レツィヒ選手が、スーパーストッククラスのTeam LH Racingではヒューゴ・ロバート選手が準備を進めている。ADSS 97からはマット・トゥルーラブ選手が出場する。ルドヴィック・ハウザー選手とミカエル・ジロン選手は、Team Aviobikeから2022年EWC最終戦にチャレンジする。
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