ボルドール2020開催中止、同時にエストリルでFIM EWCフィナーレ開催決定
ボルドール2020は、無観客開催を余儀なくされ、開催されない。
フランスのヴァール県は、9月19、20日に開催が予定されていたレース、ボルドール2020への観客動員の許可を取り下げた。しかし、同時に9月26日、ポルトガルでエストリル12時間レースを開催することを新たに決定した。
ボルドール2020は、今シーズンのFIM EWC最終戦として、9月19、20日に南フランスのル・カステレで耐久レースファンを動員する予定であった。
フランスでの新型コロナウィルス撲滅のための規制強化を受け、ヴァール県はイベントへの観客動員の許可を取り下げた。この決定により、レース主催者であるEditions Larivièreは、ボルドール2020の開催を中止せざるを得なくなった。
エストリルでのフィナーレ
代わりに、2019-2020年のFIM EWCフィナーレは、9月26日にポルトガル、リスボン近郊にあるエストリル国際サーキットで行われる12時間耐久レースで開催されることとなり、エストリル12時間耐久レースは、世界的な健康危機によって特に混乱した2020年のスポーツシーズンを締めくくることになる。FIM EWCシーズン最終戦となるこのレースでは、フォーミュラとスーパーストックの両クラスでレースの8時間終了時点での中間ポイントと、さらに最終結果のポイントの150%がボーナスとして与えられる。4.182kmのエストリル・サーキットでは、過去にMotoGPやFIM世界スーパーバイク選手権が開催されたこともある。ポルトガルでの最終戦に先立ち、FIM EWCチームは8月29、30日に開催されるルマン24時間レースで激闘を繰り広げる。
Eurosport Event代表、フランソワ・リベイロ氏のコメント
我々は、フランスの健康危機への対応による厳しい制限の中で、Edition Larivièreが決定したボルドール2020の開催中止を支持します。我々は、2021年9月、この偉大なイベントに戻って来る事をお約束致します。チャンピオンシップとチームの尊厳を守るため、この最終レースに代わるものを模索し、あらゆる努力をしてきました。2019-2020年シーズンを締めくくるために、エストリルサーキットでの新たな戦いを発表し、提供できることを嬉しく思います。
FIM会長、ホルヘ・ビエガス氏
フランスでのコロナウィルスに対する規制が延長されたため、ボルドールという象徴的なレースの開催が中止になるのは非常に残念ですが、
この限られた時間の中で、レース開催の準備に尽力してくれたサーキット・エストリル、プロモーターのEurosport Events、ポルトガルモーターサイクル連盟に心から感謝したいと思います。また、世界選手権のために目まぐるしく変化する現在の健康危機問題に対応してくださったすべてのチーム、選手、関係者各位に心から感謝いたします。2020年シーズンの締めくくりとなるレースで、FIM世界耐久選手権がエストリルに戻れることをとても嬉しく、楽しみにしています。