マービン・フリッツ選手、EWC鈴鹿8耐での表彰台を逃し、後悔

2022-08-12T09:28:42+02:002022年8月10日|2022|

FIM世界耐久選手権2022年シーズン第3戦、”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会で、ヤマルーブがサポートするYART – Yamaha Official Team EWCは、表彰台獲得を確実視されていたが、ミスを犯さないマービン・フリッツ選手が転倒を喫し、表彰台を逃してしまったことに対し、彼はチームへ謝罪した。

ヤマハ YZF-R1 #7は、日曜日に行われた決勝レースのスタートでトラブルにより25位まで順位を落としたが、その後、マービン選手は、チームメイトのニッコロ・カネパ選手とカレル・ハニカ選手とともに奮闘し、表彰台争いのできるポジションまで見事復帰した。

その後、7回目のピットストップでニッコロ選手からマービン選手にバトンタッチした際、タイヤのマイナートラブルにより30秒以上をロスしてしまい、Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hに2位を奪われてしまったが、その後はオーストリアチームのYARTは、3位を順調に走っていた。しかし、レースが残り1時間を切ったところで、スーパーストッククラスに参戦するAkeno Speedのヤマハマシン #74を13コーナーで追い越す際、接触し、転倒してしまった。

2人に怪我はなかったが、YARTのメカニック達は大きなダメージを負ったマシンの修復に取り掛かった。しかし、ここで約9分の時間を費やしてしまった。その後、この衝突によるストップ&ゴーのペナルティを受け、最終的にカレル選手が7位でフィニッシュした。この結果は、9月14日から17日にかけて開催されるEWCボルドール24時間レース100周年記念大会において、YARTはまだ世界タイトル争いに加わることができることを意味する。

「チームとヤマハのみんなに謝りたい。」と、いつもは完璧なマービン選手は語った。「表彰台を目前にしていたのに、残り1時間を切ったところで周回遅れを追い越そうとして転倒してしまった。そのときはそれほどハードにプッシュしていたつもりはなくて、ただ自分のリズムに集中していたんだ。13コーナーで、僕は彼がインを空けてくれたを思って追い越そうとしたんだけど、その瞬間、彼がラインに戻って来たんだ。それで、接触を避けることができなくて、転倒してしまったんだ。マシンはかなりダメージを受けていたけど、チームクルーは10分以内にマシンを修復してくれたから、驚いたよ。今週はずっとみんなと一生懸命頑張ってきて、表彰台に上るにふさわしいくらいの仕事をしてきてくれたのに、チームにはただただ申し訳ないって思っている。どのセッションでも僕たちは速かったのに、こんな結果で本当に悔しいんだ。きっと僕らがもっと活躍できる時が来ると思っているよ。すでに僕たちはボルドールに気持ちを切り替えているんだ。」