モチベーションを高めるYARTヤマハ

2019-07-15T15:42:34+02:002019年7月15日|2018-2019, Suzuka 8 Hours 2019|

鈴鹿ではヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームとともに、YARTヤマハも日本でサプライズを起こして有終の美でシーズンを締めくくる事になるかもしれない。オーストリア拠点のこのチームが、先週鈴鹿で行われた3日間のテストを振り返る。

YART ヤマハのライダー、ブロック・パークスは、チームの主力の1人としてヤマハ#7に乗った。「このテストでは自分たちは安定して速さを維持したし、総合的に素晴らしい3日間だった。我々は、F.C.C. TSR ホンダを含めファクトリーのバイクを持つチームを相手に、EWCスペックのR1で戦わなくてはならないので、ビッグチャレンジになる覚悟はできている。しかし、耐久レースでは何が起こるか誰にも分からない。だからこそ、全力を尽くさなくてはならないし、絶対にあきらめないんだ」

今季、YARTヤマハで激動の初シーズンを過ごしたニッコロ・カネパも、気合いを高めている。「トップ5は狙えると思うが、運が巡ってくれば、さらに上も目指せる。集中を維持してハードにマシンをプッシュすれば、ポディウムも視野に入れられると思う。F.C.C. TSR はシーズンを通してライバルとして戦ってきたが、今年はこの8時間耐久ではファクトリーバイクを投入してくるようだ。しかし、自分たちのR1もとても速い。EWCチームのトップでフィニッシュしたいね」

マービン・フリッツも非常に手応えをつかんでおり、モチベーションを高めている。「この8時間は毎回すごく暑いので、レースの週末までに体調をベストに持って行けるよう取り組んで行く。自分はいつも前年よりもいいタイムを出しているし、チームは強い。僕らのモチベーションはすごく高まっている。トップ5を狙って行くが、ポディウムに上がるのも可能だと思っている」

チームマネージャーのマンディ・カインツは、鈴鹿での3日間のテストに満足を見せている。「ウェットでもドライでもタイムを測る事ができ、いいタイムが出た。大きなトラブルもクラッシュもなかったので、全体として素晴らしい内容になった。本当に強いマシンを作り上げたと思っている。あとは、この流れをレースまで維持して、ベストを尽くすだけだ。全力を尽くして必死に戦う」

Photo © Yamaha

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