ヤマハ、鈴鹿5連覇を目指す
ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは、イベント5連覇がかかる2019年鈴鹿8時間に、昨年優勝を飾った3人で挑むことを発表した。中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークが、ヤマハ・ファクトリー・レーシングの1985年当時の「Tech 21 Shiseido」カラーリングを施したR1に乗る。
鈴鹿8時間では2015年に復帰して以来、無敗を誇るヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは、2019年のレースで5度目の優勝を狙っている。昨年、HRCのホンダ、カワサキ・チーム・グリーンを抑えてレースを制した中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークが、今回もYZF-R1に乗る。マシンには、ヤマハが初めてワークスとして鈴鹿8時間に参戦した1985年、ケニー・ロバーツと平忠彦が乗った「Tech 21 Shiseido」のカラーリングが施される。このヤマハTech 21 Shiseidoは、1987年に初優勝を獲得している。
年を追う毎に目標を達成することが過酷になっていると、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームのチームマネージャー、吉川和多留は語る。
「鈴鹿8時間で勝つことが楽だったことなど一度もないが、今年は勝つためには220ラップを目指さなくてはならない(2018年は199ラップ)。HRCの高橋巧選手は、4月に鈴鹿で行われたJSBで2:03.874(2018年にジョナサン・レイが出した最速スーパーポールラップは2:05.168)という信じられないようなラップを出しているし、カワサキはフルのファクトリーチームのKRTとして戻ってくる。しかし、我々も5連覇のためにベストを尽くす」