ヤマハ・ファクトリーが2日連続でトップタイム
ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが、公式テスト2日目も2:06.273 と見事なタイムを叩き出し、2日連続でリードした。鈴鹿8時間ではこの3年間、続けて勝利を飾っているチームは、日本でのテスト2日目でもKawasaki Team Green、ホンダHRCを抑えた。
テストは、チームにとってセッティングの最終的な調整を行う場となるものだが、2015年以来、鈴鹿8時間を勝ち続けているヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは、既にアタックモードに入っていた。中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークは、この日のテストで2:06.273のラップタイムをマーク。その中で、昨年、アレックス・ロウズがマークしていたレースラップレコード (2:06.932)を上回り、2015年鈴鹿8時間の予選でのトップ10トライアルでポル・エスパルガロが叩き出した2’06.000のラップレコードにも迫る勢いを見せた。
彼らのパフォーマンスからすれば、7月29日、鈴鹿では力強いレースを期待できそうだ。しかし、Kawasaki Team Greenも、2:06.838と負けずに好タイムをマークしている。渡辺一馬、レオン・ハスラム、ジョナサン・レイも、同じように鈴鹿での勝利に意欲を燃やしている。
ホンダHRCが2:07.500と、この日の3番手タイムをマーク。ヨシムラスズキMOTULレーシング(2:07.838)と、ホンダ勢の2チーム、MuSASHi RT HARC-PRO Honda(2:08.280)、au&Teluru MotoUp RT(2:08.483)が続いた。
FIM EWCのフル参戦組では、YARTヤマハがこの日も最速タイム。ブロック・パークス、マービン・フリッツ、藤田拓哉が2:09.021をマークし、F.C.C. TSRホンダ・フランスの2’09.488を上回った。GMT94 ヤマハは、2:10.738。スズキ・エンデュランス・レーシングチームは、セッティング作業が続いており、2:12.170だった。
公式テストの最終日は、12日(木)に予定されている。第41回目を迎える鈴鹿8時間にエントリーしている64チームは、7月26日のプライベートテストで同サーキットに再び登場する。