ヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスがEWCワールドカップ制覇
ヤマハ・ヴィルタイズ […]
ヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスがFIM EWCスーパーストックワールドカップを獲得した。シーズン最後のレースであるスロバキアリンク8時間耐久レースで総合6位に入ったヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスは、スーパーストッククラスで2番目にチェッカー。彼らはこの結果、FIM耐久ワールドカップでシリーズ優勝を果たした。そして彼らはさらなる高みを目指している。
ヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスは、ランキング3位で最終戦スロバキアを迎えた。スタート時、彼らはタイトル争いの本命ではなく、Moto Ain CRTやTati Team Beaujolais Racingに先行を許していた。
ヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスのチームマネージャーであるヤニク・ルコットは、「”自信、冷静さ、決断力”がチームの勝利の鍵だった」と言っている。
「我々の目標はスロバキアのレースに勝つことだった」
そう彼は付け加えた。
「しかし最も重要なのは、我々のやり方でレースをし、後方を注視しておくことだった。ライバルから目を逸らさなかったんだ。Moto Ain CRTがクラッシュしてリタイアした後、スーパーストッククラスでの勝利を目指してアグレッシブに戦い続けた。そしてTati Team Beaujolais Racingのような競争相手に、プレッシャーをかけ続けた。レース終盤、Völpker NRT48 Schubert Motorsが我々を抜いていった後、必然的にワールフドカップ制覇に集中を傾けた。私はシーズン開幕前に言ったんだ。『もしレースに勝てなくとも、ワールドカップには勝たなければならない』と。そのためにはスロバキアで、6位に入る必要があった」
Formula EWCへの昇格を熱望
スーパーストッククラスを制したヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスは、選手権最高峰クラスであるFormula EWCへの昇格を目指している。
「それが我々の目標だ」
そうルコットは語る。
「それについては、ミシュランやヤマハと話し合う必要がある」
「我々は来シーズンも、これらふたつのパートナーシップを継続したい。そしてライダーには同じトリオ、アクセル・モーリン、フローリアン・アルト、そしてバスチアン・マッケルスを起用し続けたい」
これら3人のライダーのうち、モーリンだけがチームと共に全てのレースに参戦しており、彼ひとりがFIM EWCワールドカップのチャンピオンライダーとして表彰される。