ランディ・クルメナッハ選手、WÓJCIK RACING TEAMに加入

2021-02-26T10:31:19+01:002021年2月25日|2021, 24 Heures Motos 2021|

2019年のスーパースポーツ世界選手権チャンピオンであるスイス人ライダー、ランディ・クルメナッハ選手が、4月に開催されるルマン24時間レースに、Wójcik Racing Teamから参戦することが決定した。ランディ選手は、ジノ・レイ選手とシェリダン・モライス選手のパートナーとして、Wójcik Racing Teamのヤマハマシンに乗ることとなった。

ポーランドのチーム、Wójcik Racing Teamは、昨シーズン、2019年のボルドールで2位、2020年のエストリル12時間レースで3位に入賞し、2度表彰台に上り、世界ランキング4位獲得と大活躍した。

その結果に後押しされ、Wójcik Racing Teamは、2021年シーズンの開幕戦から激戦に挑むため、優秀なライダートリオを揃えた。2019年スーパースポーツ世界チャンピオンのランディ選手は、同じくスーパースポーツ世界選手権出身の2人の耐久スペシャリスト、ジノ・レイ選手とシェリダン・モライス選手とトリオを組み、ルマン24時間レースでFIM EWCへのデビューを果たす。

スーパースポーツ世界選手権の開催予定が変更されたことにより、EWCへの出場機会を得たランディ選手は、耐久レースへの高揚と緊迫をひしひしと感じている。

「ルマン24時間レースの雰囲気は、ずっと前から好きだったんだ。僕にとって、すべてが初めてのことだけど、僕には素晴らしいチームがあるし、ジノとシェリダンという百戦錬磨のチームメイトがいる。レースは、ハードなものになると思うけど、良い結果を残せるような戦いができると思っているんだ。子供の頃、僕の父親も耐久レースに出ていたから、自分が育ったパドックに戻ってこられてとても嬉しいんだ。今のところ、耐久レースに参戦する予定は、ルマンだけだけど、今後のことも考えていきたいね。

グジェゴジュ・ヴイチック監督は、新しいシーズンに向け、この補強に満足しているようだ。

「ランディのような優秀なライダーが、ジノとシェリダンのパートナーとしてチームに加わり、開幕戦のルマン24時間レースに臨めるということが、とても嬉しいんだ。ランディは、世界チャンピオンだから、FIM EWCでもスーパースポーツ世界選手権と同じような走りをしてくれると信じているよ。彼には24時間レースを楽しんでもらって、将来的に、また我々のチームに戻ってきてくれることを期待しているよ。ルマンに向けて、心強いラインナップが揃えられたし、ジノとシェリダンも2021シーズンにフル参戦してくれるから、今シーズンは、高い目標を持って臨みたいね。」

Wójcik Racing Teamは、大きな野望を持って、4度目のFIM EWCシーズンに臨む。Wójcik Racing Teamは、スーパーストッククラスにも参戦しており、FIM耐久ワールドカップにおいて、ヤマハマシン#777を大いに活躍させるためのライダーラインナップを近日中に発表する予定だ。