ル・マン24時間、まずはSRC カワサキがリード
ル・マン24時間は最初の計測セッションとなるフリー走行が行われ、ホンダ・エンデューランス・レーシング、YARTヤマハを抑えて、チーム SRC カワサキ・フランスがトップタイムをマークした。
チーム SRC カワサキ・フランスは、フリー走行からレース戦略が噛み合った。セッションの終盤で、ジェレミー・グアルノーニが1:37.030とファステストラップをマーク。ワークスのカワサキに乗るジェレミー・グアルノーニ、デビッド・シェカ、エルワン・ニゴンの3人は、非常にコンペティティブな走りを披露した。
この日午前、次に好パフォーマンスを披露したのは、ヨニー・ヘルナンデス、セバスチャン・ギムバートとともにホンダ・エンデューランス・レーシングのバイクに乗るランディ・デ・プニ(1:37.048)だった。
YART ヤマハ(ブロック・パークス、マービン・フリッツ、ニッコロ・カネパ)は、フリー走行では1:37.317で3番手。チーム ERC-BMW モトラッド・エンデューランス、スズキ・エンデューランス・レーシング・チーム、強豪勢に迫ったVRD イゴール・ピエール・エクスペリエンスが続いた。
F.C.C. TSR ホンダ・フランスは、トラブル続きのセッションとなり、7番手。現チャンピオンの日本のチームは、事実上、まだシャシーのセットアップ作業に追われている。チームのジョシュ・フック、フレディ・フォレイ、マイク・ディ・メグリオは、この日の午前は軽い転倒があった。
その他の優勝候補の中にもも、この日の午前は苦戦を強いられた者も少なくなかった。スズキ・エンデューランス・レーシング・チームのヴィンゼント・フィリッペとホンダ・エンデューランス・レーシングのランディ・デ・プニは、怪我はなかったもののクラッシュを喫している。
スーパーストック部門では、ボルドールで勝利を飾り部門首位に立っているGERT56 by GS ユアサ(BMW))が既にリードを握っており、ジュニアチーム・ル・マン・スッド・スズキ、チーム・モータース・イベンツとスズキ勢の2チームを先行している。
ブガッティ・サーキットでの最初の予選は今日、午後3時40分(CEST)から始まる。セッションの終盤、各チームの3ライダーがマークしたベストタイムの平均タイムによって、ル・マン24時間の暫定スターティンググリッドが決まる。
2回目の予選は明日(4月19日金曜日)午前10時10分から始まる。レースは、土曜日の午後3時にスタートを迎える。
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