ル・マン24時間開幕のカウントダウン始まる
2019年のル・マン24時間のエントリーリストが発行され、60チームの名前が並んだ。FIM EWCをフルシーズン戦う39チームの全てが、4月20〜21日にル・マンのブガッティサーキットでの戦いにエントリーしてくる。
第42回目の開催を迎えるル・マン24時間は、パリで行われたユーロスポーツのオフィスで行われたプレスコンファレンスにおいてエントリーリストが発行され、開幕までのカウントダウンが始まった。このコンファレンスには、レース主催者であるACOの総裁を務めウrピエール・フィロン、FIMの副総裁及びFFM総裁のジャック・ボレ、ユーロスポーツ代表のフランソワ・リベイロも出席した。
2018-2019シーズンのFIM EWCをフルシーズンで戦う39チームの全てが、2019年のル・マン24時間に登場する。選手権の国際的な価値は高まっており、60チームは12カ国から集まり、ライダーの国籍はここまで19に及んでいる。
EWCのニューカマーたち
FIM EWC EWCは、今年も世界で活躍するレーサーが顔を揃える。今年、EWCクラスに参戦するヤマハ・ビルタイス・ピレ・エクスペリエンスは、ザビエル・シメオンの加入を発表した。2009年のスーパーストック1000ワールドカップを制したベルギー出身のシメオンは、2010〜2017年にモト2で活躍し、2018年にモトGPを戦っている。シメオンは、2008年にル・マン24時間に、スズキ・エンデューランス・レーシングチームのバックアップライダーとして参加した経験も持っている。
モータース・イベンツは、BSBスーパーバイクチャンピオンのジェームス・ウェストモーランドと契約。ウェスとモーランドは、これがFIM EWCデビュー。#50 スズキでスーパーストックにエントリーする。
新しいイタリアのチームも、ル・マン24時間で初めての耐久レースに挑む。SC プロジェクト・パトン・レパルト・コルセは、ロレンツォ・ランツィ、ミシェル・ファブリツィオ、ルカ・マルコーニが、#57 ホンダに乗る。
2018−2019 FIM EWC第2戦の開幕まで80日となっているが、ホンダ・エンデューランス・レーシングなど、まだラインナップを明らかにしていないチームもある。
世界各国のTV放送エリアも拡大を続ける
世界でのTV放送もこれまで以上に拡大し、ヨーロッパ、アジア、北米、南米で15チャンネルが、今年のル・マン24時間を放送。さらに、ロシア、チェコ、フィリピンでも、新たに放送が決まった。
フランスでは、ユーロスポーツ2、La Chaine l’Equipeでル・マン24時間を生中継。ユーロスポーツ・プレイヤーでは、全てのレースをライブで伝える。
2019年のル・マン24時間は、4月20日(土)、現地時間午後3時にスタートする。