レッドブル・ホンダが鈴鹿のテスト初日に好走を披露

2019-07-09T16:16:53+02:002019年7月9日|2018-2019, Suzuka 8 Hours 2019|

鈴鹿8耐でのテスト初日は、日本のレッドブル・ホンダが猛烈なペースを披露し、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム、F.C.C. TSR ホンダ・フランスを上回る2:05.939のラップを叩き出した。

ホンダが、鈴鹿でペースを掌握するべく気合いを高めているのは明らかだ。鈴鹿で行われる3日間の公式テストの初日、レッドブル・ホンダは2:05.939の最速ラップをマーク。2018年の予選でジョナサン・レイ(カワサキ・レーシング・チーム)がマークしたコースレコード、2:05.168に迫る勢いを見せた。最も重要な点は、レッドブル・ホンダが、2018年のトップ10トライアルでマークしたベストラップ、2:06.127から大幅にタイムを上げてきたことだ。この日の鈴鹿で唯一、2:05を切ったのは、レッドブル・ホンダのみ。鈴鹿8耐ではここ4年間連覇しているヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム (2:06.442)をも上回った。

トップ3にはF.C.C. TSR ホンダ・フランスも
F.C.C. TSR ホンダ・フランスはこの日、2:06.911で3番手タイムをマーク。現FIM EWC チャンピオンは、鈴鹿8耐グランドフィナーレで母国のファンを前にタイトル連覇を果たすべく、期待を高めている。F.C.C. TSR ホンダ・フランスのこのタイムは、Musashi RT Harc-Pro Honda、YART ヤマハ、ヨシムラスズキMOTULレーシングを上回った。

強豪勢の一角、カワサキ・レーシング・チーム(ラグナセカでFIMスーパーバイク選手権に参戦中)が不参加だったことから、このテストでは全体的な戦況を推し量る事はできず、7月24日水曜日に、全チームがコースに揃うまでお預けとなる。

FIM 世界耐久選手権のスタンディングス首位につけるチーム SRC カワサキ・フランスも、このテストには参加しなかった。

選手権2位につけているスズキ・エンデューランス・レーシングチームは、この鈴鹿でのテストでダンロップタイヤの選択確定に取り組んだ。スズキ・エンデューランス・レーシングチームはこの初日、2:10.252をマークした。

鈴鹿8耐 テスト初日のトップ6
レッドブル・ホンダ – 2:05.939
ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム – 2:06.442
F.C.C. TSR ホンダ・フランス – 2:06.911
Musashi RT Harc-Pro Honda – 2:07.118
YART ヤマハ – 2:08.338
ヨシムラスズキMOTULレーシング – 2:08.372

スズキ・エンデューランス・レーシングチーム – 2:10.252