ヴェルナー監督、EWCのホームレースに勝つことの意味を語る

2022-06-23T10:22:06+02:002022年6月21日|2022|

ヴェルナー・デーメン監督は、今月初めにスパ・フランコルシャン・サーキットで行われたチームのEWCホームラウンドで、自身が率いるBMW Motorrad World Endurance Teamが優勝に輝いたことは「夢が叶った。」と語った。

自身も偉大なライダーで、現在FIM世界耐久選手権チームのボスとして活躍するベルギー人のヴェルナー監督(右)は、魅惑的なレース展開を繰り広げたEWC2022年シーズン第2戦のスパ24時間EWCレースで、#37 BMW M 1000 RRを駆るマーカス・ライターバーガー選手、イルヤ・ミハルチク選手、ジェレミー・ガルノニ選手のライダートリオを率いて、見事にチームを優勝に導いた立役者である。

「レースは信じられないほど熱かったよね。」とヴェルナー監督は語る。「最初の1時間はスーパーバイクのスプリントレースのようで、本当に興奮したよ。そして、残りのレースでは、みんながとても良い仕事をしてくれたんだ。ミスをしなかったのは僕らだけだと思うよ。最速ではなかったかもしれないけど、耐久レースでは、ミスをしないということが最終的に報われるんだ。」

「最終的には8周の差をつけることができた。遂に夢が実現したんだ。20年前に『優勝するためにもどってくる。』と公言したベルギー人としては、夢のような話なんだよ。これは誰にも譲れないことなんだよ。チーム、BMW、それにこれを可能にしてくれたすべてのパートナーやスポンサーに、心から感謝したいと思う。彼らなしには、レースはできないからね。そして、特に素晴らしい仕事をしてくれたライダーたちにも感謝したい。」

この結果は、昨年10月にチェコで開催されたモスト6時間レースでのBMW Motorrad World Endurance Team EWC初優勝に続く物語である。また、ヨーロッパ二輪メーカーがEWC24時間レースで優勝するのは、1971年以来初めてのことでもある。

BMW Motorrad Motorsportの指揮官、マーク・ボンガース氏は、次のように述べている。「非常に満足しているよ。とにかく素晴らしい週末だった。チームやパートナーの事を考えると、とても嬉しいよ。特に、開幕戦のルマンで不運に見舞われた後だけに、真の勝利に値するものだったと思う。ここ数年、我々はこのプロジェクトに懸命に取り組んで、多くの物事を解決してきたからね。全く問題が発生しなかった週末に優勝という形で終了したからね。我々の努力が報われたと思って、本当にうれしいんだ。」