不運だったBMW EWCチーム、大きな可能性と小さな見返り

2022-09-26T08:02:48+02:002022年9月24日|2022|

BMW Motorrad World Endurance Teamは、今月初めにポール・リカール・サーキットで行われ、波乱に満ちたFIM世界耐久選手権シーズン最終戦で、ボルドール24時間レースで頂点とどん底を体験することとなった。

イルヤ・ミハルチク選手のラップレコード更新で予選をトップで通過し、今シーズンのEWC2勝目への期待が高まる中、7日前の9月17日15:00(中央ヨーロッパ時間)にボルドール24時間レース第100回記念大会がスタートした。

しかし、パワートレインのトラブルにより#37は早々にリタイアとなり、ベルギーのトップチームにとって、希望は一気に挫折感へと変貌した。

BMW Motorrad World Endurance Teamのヴェルナー・デーメン監督は、「レースウィークは慌ただしかったけど、とても充実した時間でもあったんだ。」と語り始めた。「当初は、ボルドール24時間レース事前テスト、テスト走行、練習走行、予選と、すべてがとても良かったからね。チームみんなが素晴らしい仕事をしてくれたし、タイヤの調子も良かったんだ。ポールポジションを獲得して、レースのスタートもとても良かったしね。最初の1時間は、誰もが僕たちがトップ争いをしているのがわかったと思うよ。だけどその後、残念ながらテクニカルトラブルが発生してしまったんだ。」

BMW Motorrad World Endurance Teamのラインナップでイルヤ・ミハルチク選手、ジェレミー・ガルノニ選手とライダートリオを組んだドイツ人ライダー、マーカス・ライターバーガー選手は、こう付け加えた。「この1週間、僕たちは絶好調の状態でレースに臨むことができたんだ。チーム初のポールポジションを獲得することができたし、マシンのバランスもよく、とてもうまくいっていたんだよ。スタートも良くて、最初のスティントでは、とても良い感じで走ることができたしね。これこそ24時間走れるマシンに必要なフィーリングなんだと僕たちは言っていたんだ。だけど、残念なことに、またしてもテクニカルトラブルが発生してしまった。チームは修復を試みたけど、リタイアせざるを得なかったんだ。」

写真:Facebook.com/bmwmotorradmotorsport/