嵐の前の最後のにらみ合い
この日の午前にオッシャースレーベンで行われたウォームアップでは、ベストタイムを目指して、新たな戦いが繰り広げられた。
このウォームアップは、チームがセットアップのファインチューニングを行う最後のチャンスとなるだけでなく、レーススタートを数時間後に控えたライバルたちが、気持ちを新たにモチベーションを一気に高める機会にもなった。
この日午前の戦いを制したのは、チームSRCカワサキで、F.C.C. TSRホンダ・フランスの前に立った。闘志に燃えるマーキュリー・レーシングは3位につけた。しかしBMWを駆るチェコの同チームには厳しい現状に直面しており、ヤコブ・シュムルツが予選で負傷したため、8時間レースをカレル・ハニカ、シルバイン・バリアー、2人のライダーだけで戦い抜かなくてはならない。
この日の朝は、GMT94ヤマハ、ホンダ・エンデューランス・レーシング、YARTヤマハ、NRT48と優勝候補たちが上位にひしめいた。スーパーストッククラスでは、Yamaha Viltaïs Experiencesがモト・アイン、No Limits Motor Team、Tati Team Beaujolais Racingの上に立った。
一方、今回のオッシャースレーベン8時間では、新たな懸念要素も生まれた。それは天気。ここ2日間、暑い快晴が続いたモータースポーツ・アリーナだったが、この日の午前は空に雲が立ちこめ、サーキットの一部には軽い霧雨も見られている。
オッシャースレーベン8時間は、日本時間のこの日午後8時にスタート。レーススタートの模様は7時からフェイスブックでライブが行われている。
また、オッシャースレーベン8時間レースの模様は、fimewc.comでも確認することができる。ライブタイミングはwww.fimewc.com/live-timingで、またFacebook、Twitter 、新しいスマホアプリ、FIM EWC (iOS/Android)でも情報を発信していく。