新シーズンはボルドールで開幕

2018-08-31T02:20:49+02:002018年8月30日|2018-2019, Bol d’Or 2018|

2018-2019シーズンのFIM EWCは、9月15‐16日、フランス南部のポールリカール・サーキットで行われるボルドールで始まる。この24時間レースには59チームがエントリー。13カ国42チームが、フルシーズン登録を行っている。

今シーズンは選手権の全戦で、レースに登場するチーム数が昨年の33チームから、2018-2019シーズンは42チームとなる。

この世界選手権に挑む国の数も増える。スウェーデンとモナコから耐久レースに挑戦。東ヨーロッパからも、参入が増える。

インポーターの関わりもより深くなる。ファクトリーの支援を受けるのは6チームとなり、強豪も顔を揃える。F.C.C. TSR ホンダ・フランス(フレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、マイク・ディ・メグリオ)は タイトル防衛に挑む。顔ぶれを変えたNo.1チームに対するのはスズキ・エンデューランス・レーシング・チーム(ヴィンセント・フィリッペ、エティエヌ・マッソン、グレッグ・ブラック)、ホンダ・エンデューランス・レーシング(セバスチャン・ギムバート、グレゴリー・ルブラン、エルワン・ニゴン)、YARTヤマハ (ブロック・パークス、ニッコロ・カネパ、マービン・フリッツ)。チームSRCカワサキ・フランス(ジェレミー・グアルノーニ、デビッド・シェカ、ランディ・デ・プニ)も今季は再び世界タイトル獲得を狙う。

新しいファクトリーチーム、ERC-BMWモトラッド・エンデューランス(旧NRT48)は、新たなBMW勢の強豪。ケニー・フォレイ、ジュリアン・ダ・コスタ、マシュー・ジンスという顔ぶれで、2013年のFIM EWCデビュー以来、安定した強さを見せ付けてきている。さらに、ボリガー・チーム・スイス(カワサキ)、マーキュリー・レーシング(BMW)、Webike Tati Team Trickstar(ジュリアン・エンジョラス、ケビン・デニス、出口修)もファクトリー支援を受けると見られている。Webike Tati Team Trickstar(カワサキ)は、ボルドールではスーパーストッククラスに参戦する。ヤマハを駆るスウェーデン・エンデューランス・レーシング・チーム(クリストファー・ベルグマン、ヤリ・ツオビネン、ビレ・バルトネン)も、注目のチームだ。

強豪揃いのヤマハ勢
ヤマハも多くのチームに対してワークス支援を行う。Yamahaビルタイス・ピレ・エクスペリエンス(フローリアン・アルト、アクセル・モーリン、アラン・テッチャー、ビンセント・ロンボイス)は、EWCクラスにステップアップを果たしたばかり。チーム3ARTモト・チーム95(アレックス・プランカサン、マシュー・ルッシアナ、ペピジン・ビステルボッシュ)も、ヤマハの支援を得てEWC部門に上がってきた。昨年のボルドールで見事2位フィニッシュ、ル・マン24時間でも3位に入ったペンズ13 Wepol レーシングは、BMWを離れ、ヤマハの支援を受けることになった。このドイツのチームは、フォーミュラEWC部門にエントリーするが、ライダーのラインナップはまだ発表されていない。ヤマハは、Ecurie Chrono Sportと技術面でタイアップするMoto Ain ECSの支援も行う。同チームは、ロベルト・ロルフォ、ロビン・ミュルハウザー、ジュリアン・パイロット、ステファン・ヒルの布陣で2018-2019スーパーストック世界カップのタイトルを目指す。

ボルドールの最初の公式フリープラクティスは、9月13日木曜日9.30am(CEST)から予定されている。24時間レースは、9月15日(土)3pmに始まる。

ボルドール2018 暫定エントリーリスト