渡辺選手、YOSHIMURA SERT MOTULから鈴鹿8耐へ参戦決定

2022-06-22T03:42:18+02:002022年6月17日|2022|

EWCディフェンディングチャンピオンのYoshimura SERT Motulは、FIM世界耐久選手権2022年シーズンのホームラウンドに、ライダーラインアップを変更して挑むことが決定した。

鈴鹿8耐では、EWCシーズンの開幕2戦で素晴らしい活躍を見せたグレッグ・ブラック選手が第4ライダーの役割を担い、地元のヒーローである渡辺一樹選手がシルバン・ギュントーリ選手、ザビエル・シメオン選手と共に鈴鹿8時間耐久レースのメインラインナップに加わることになった。

英国出身のグレッグ選手は、7月の公式テストのため鈴鹿を訪れるが、8月4-7日のレースでは、チームキャプテン兼4番手ライダーとして任務に就く。しかし、9月にポール・リカール・サーキットで行われ、EWCシーズンチャンピオンの行方が確定するボルドール24時間レースでは、グレッグ選手は、メインラインナップとして復帰する予定である。

Yoshimura SERT Motulの加藤陽平チームディレクターは、「グレッグは、経験と知識、そしてリーダーシップをいつも発揮してくれるから、チームに欠かせない存在なんだよ。」と語った。「彼にはキャプテンとしてチームに参加してもらって、いつでもレースに参戦できるようにスタンバイしてもらうことになるね。」

「一樹はこのチーム結成当初から、リザーブライダーとしてチームに参加してくれていたし、GSX-R1000Rの開発にもとても貢献してくれているんだよ。鈴鹿での豊富なレース経験を生かして、タイトル防衛のために力になってくれると確信しているし、我々の期待以上の働きをしてくれると思っている。」

全日本選手権に参戦しながら、スズキ GSX-R1000Rの開発でも重要な役割を果たしている渡辺選手は、コロナウィルスの影響により、2019年開催が最後となった鈴鹿8耐を常に意識していたという。