鈴鹿にてYAMAHA FACTORY連覇達成

2016-07-31T00:00:00+02:002016年7月31日|2016, 2016|

Yamaha Factory Racing Teamは鈴鹿8時間耐久ロードレースにて2連覇を達成。Pol Espargaro選手、Katsuyuki Nakasuga選手、及びAlex Lowes選手達の走りによって、Yamaha#21はKawasakiのオフィシャルチーム Team Green そして Yoshimura Suzuki Shell Advanceを制し、見事に連覇を達成した.

2016年7月31日

2015年と同じく、Yamaha Factory Racing Teamは鈴鹿8耐のポールポジションを獲得し、そして優勝という完全勝利を手にした。序盤はRyuichi Kiyonari選手の見事なスタートでTeam Kagayamaがトップとなるが、それ以外ではPol Espargaro選手、Katsuyuki Nakasuga選手そしてAlex Lowes選手たちの独走状態のまま218週でチェッカーを受け、優勝を果たした。Yamaha Factory Racing Team は2’08.411というレース中のベストラップタイムを記録し、他のチームに対し少しずつリードを広めていき、優勝を手にした。2位となったのは、素晴 らしい走りを見せてくれた Akira Yanagawa選手、Leon Haslam選手 そしてKazuki Watanabe選手率いるTeam Green。Team Green とYoshimura Suzuki Shell Advance の激しい2位争いは最終的にTeam Greenに軍配が上がり、2009年以来の鈴鹿8耐での表彰台をカワサキが飾ることとなった。2009年といえば、Eva RT Trick Starもその年は準優勝を飾っていた。その他、優勝候補の Musashi RT Harc-Pro は Honda #634 のエンジントラブルによってリタイヤとなった。

FIM EWC チャンピオンシップの優勝の行方は
YART Yamaha Official EWC Teamは惜しくも表彰台を逃すが、世界耐久選手権では、Suzuki Endurance Racing Team及びF.C.C TSR Hondaを制し、Team SRC Kawasakiと並び最上位となる。2016年 FIM EWC チャンピオンシップの優勝候補である彼らは鈴鹿にて苦戦を強いられた。Team SRC Kawasaki はGregory Leblanc選手、Matthieu Lagrive選手、そしてJérémy Guarnoni選手たちによる前半の順調な走りによって10位圏内に入ると思われていたが、レース開始から6時間経過したところで後輪の車軸のトラブル によって無念のリタイアとなってしまった。
Suzuki Endurance Racing Teamはレーススタートから1時間経過した時点ではトップ10内であったが、スタート時にフライングを犯してしまいストップアンドゴーのペナルティを受 けてしまった上、週回遅れの追い抜きの際、Vincent Philippe選手が転倒してしまい最終的に23位となった。F.C.C. TSR Honda はスターティンググリッド上4番手からのスタートし序盤はトップ争いの役者となったが、5週目で Dominique Aegerter選手が転倒してしまいトップグループから離され、最終的には23位となった。

耐久選手権のトップは依然Team April Moto Motors Events
5位となったのは Josh Waters選手、Nobuatsu Aoki選手、Yoshihiro Konno選手率いるMoto Map Supply。6位は同じくスズキ、Team Kagayamaとなる。Yukio Kagayama選手、Naomichi Uramoto選手、 Ryuichi Kiyonari選手はスタンドのトラブルそしてホイールのトラブルによってタイヤの空気が抜けてしまい順位を大きく落とした。7位となったのは、来季か らFIM EWC耐久選手権の全てに参加することを宣言した、Osamu Deguchi選手、Hitoyasu Izutsu選手、Erwan Nigon選手率いるEva RT Trick Starとなる。

8位から11位はHonda Team Asia、 Mistresa with ATS、(Damian Cudlinをリクルートした)Teluru Kohara RT、そしてToho Racing。その他、Team R2CL、Honda Endurance Racing、GMT94 Yamaha、そしてTeam Bolliger Switzerlandが順に残りのトップ 15となる。FIM EWC耐久選手権の全てのレースに参加するチームの中では、GMT94 Yamahaがスターティンググリッド上最も良いポジションからのスタートとなったが、リアタイヤのトラブル及び電気系統のトラブルによって大幅に時間を ロスした。その他にも、Team April Moto Motors Eventsが19位となった。 鈴鹿での番狂わせによって、このフランスのプライベーターが依然、FIM EWC耐久選手権の暫定1位を、Team SRC Kawasaki と YART Yamaha Official EWC Teamに8ポイントの差をつけて、キープした。

全ては今シーズン最後のレース、8月27日に行われるオーシャスレーベンの8時間耐久レースにて決まる。上位7チームの差がわずか17ポイントという僅差 の中、今シーズン最後のレースは絶対に見逃せないものとなるだろう。オーシャスレーベン8時間耐久レースの勝者には35ポイントが与えられる。