鈴鹿に挑むBMW勢

2018-07-18T10:53:03+02:002018年7月18日|2017-2018, 2018年 鈴鹿8時間|

ドイツの名門ブランドは、鈴鹿8時間とは比較的相性がいい。7月29日はBMW勢9チームが日本のグリッドに並ぶ、うちヨーロッパからの2チームは、FIM EWCのポイント争いで激戦を展開している。

ここ数年、日本のBMW勢2チームは、鈴鹿で活躍を見せている。特に注目はBMWファイナンシャル・サービス135で、トップ20フィニッシュの常連だ。武石伸也がともにBMW 135に乗るのは、英国のスーパーバイクライダー、マイケル・ラバティとクリスチャン・イッドン。しかし、同じくS1000RRに乗る日本チーム、BMW Motorrad 39もライダーに強力なラインナップを揃えている。2009年に鈴鹿8時間、2011年にはスズキ・エンデュランス・レーシングチームでFIM耐久世界選手権を制している酒井大作が#39 BMWをシェアするのは、オーストラリアの兄弟レーサー、ダミアンとアレックスのカドリン兄弟だ。

激化する選手権争い
マーキュリー・レーシングとNRT48との争いも、興味深い注目ポイントだ。2017-2018年FIM EWCのポイントスタンディングスでは、この2チームはわずか2ポイント差となっている。昨年の鈴鹿8時間は47位で完走しているチェコ拠点のマーキュリー・レーシングは、フランスのシルバイン・バリア、いずれもチェコ出身のカレル・ハニカとオンドレイ・ジェチェックを起用する。鈴鹿初参戦となるドイツのNRT48は、フランスのケニー・フォレイ、ジュリアン・ダ・コスタ、英国のペター・ヒックマンの布陣で臨む。2人のフランス人は近年、既に鈴鹿で好成績を収めており、フォレイは2012年に3位で、ダ・コスタは2013年に4位でフィニッシュしている。