鈴鹿8時間 プラクティスが開始
鈴鹿8時間は今日、最初の腕慣らしとなる特別スポーツ走行が始まった。強豪チームは既に戦闘モードに入り、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが、早速トップタイムをマークしている。
この日は、鈴鹿サーキットで3回の特別スポーツ走行が予定され、参戦64チームがコースの様子を確かめた。5,821kmのサーキットに初めて挑むチームもいる一方で、優勝候補チームが既に流れを牽引している。
早速リードに立ったのはヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームで、 2:07.853とハイペースのタイムをマーク。中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークがチームの4連覇に向けて、地に足のついた滑り出しを見せた。Teluru MotoUp RT(秋吉耕佑、長島哲太、イサック・ビニャーレス)は2:08.515とセカンドベストタイムをマークし、力量をアピール。ヨシムラスズキMOTULレーシング、Kawasaki Team Greenが後に続いた。
1回目のセッションで5番手タイムをマーク(2:09.115)したF.C.C. TSRホンダ・フランスは、ただ一つ掲げる目標、2017-2018年FIM EWCタイトルに向かって粛々と走行を重ねた。現在、選手権の暫定スタンディングスのトップに立つチームは、このゴールだけに完全集中。「レースを勝つためのアタックはしない」と#5 ホンダのライダー、フレディ・フォレイはコメント。
「自分たちはタイトルのためのレースをする」
F.C.C. TSRホンダ・フランスは、日本のホンダ勢2チーム、チームHRCとMORIWAKI MOTUL RACINGを先行している。YARTヤマハとGMT94ヤマハは接戦で、それぞれ11番手、12番手につけた。
この鈴鹿では、午後にはさらに2回の特別スポーツ走行が行われる予定となっている。