高橋裕紀選手、F.C.C. TSR HONDA FRANCEからフルシーズン参戦が決定
2017-2018FIM世界耐久選手権を制した日本のチーム、F.C.C. TSR Honda Franceは、鈴鹿で2021年のライダーラインナップを発表した。日本人ライダー、高橋裕紀選手は、オーストラリア人ライダー、ジョシュ・フック選手、フランス人ライダー、マイク・ディ・メリオ選手が在籍するF.C.C. TSR Honda FranceからFIM EWCの次シーズンに参戦することとなった。
ファクトリーチームであるF.C.C. TSR Honda Franceは、新しいライダートリオを率いて、FIM世界耐久選手権の2021年シーズンを迎える。
高橋裕紀選手は、ロードレース世界選手権GP250(2008年5位)、Moto2で脚光を浴び、その後、全日本ロードレース選手権JSB1000クラス(2018年5位)でも活躍。最近では、2020年から新設されたカテゴリーの全日本ST1000で初代チャンピオンを獲得している。
しかし、何よりも重要なのは、彼の鈴鹿8時間レースでの実績だ。2010年の鈴鹿8耐では、F.C.C. TSR Hondaで表彰台3位に入賞。2012年には、Toho Racing with Moriwakiのホンダマシンのシートに座り、2位を獲得した。その後も、モリワキチームから鈴鹿8耐に参戦し続け、トップ10の常連選手となった。
そして今回、高橋選手は、FIM世界耐久選手権のフルシーズンライダーとして、2人の偉大なチャンピオンとともに参戦することになった。
F.C.C. TSR Honda Franceで2017-2018年のFIM EWCタイトルを獲得したジョシュ・フック選手は、2015年と2017年に鈴鹿8耐で表彰台に上がった経験を持つ。
2008年にGP125世界チャンピオンを獲得したマイク・ディ・メリオ選手は、Moto2ライダーはもちろん、その後MotoGPライダーとしても活躍し、2017年からは耐久レースで輝かしいキャリアを積み重ねている。
目標:タイトル奪還
昨年8月、2020年型CBR1000RR-Rにとって初レースとなったルマン24時間レースで優勝したF.C.C. TSR Honda Franceは、新たなライダーラインナップで世界タイトルの奪還を目指す。
F.C.C. TSR Honda France、藤井正和監督のコメント
高橋選手は、前回のルマン24時間レースに行く前、日本で行った2020年型CBR1000RR-Rのテストに参加してもらったんです。当時は、このような計画は考えていませんでした。しかし、勝つためには、ライダー、マシン、メカニック陣など、チーム全体を常に精進させ続けなければなりません。高橋選手は、人柄も良くて、素晴らしいライダーです。今回のプロジェクトにより、世界東西の連携がさらに強化されることになります。
F.C.C. TSR Honda France、高橋裕紀選手のコメント
F.C.C. TSRホンダフランスチームに参加できることにワクワクしています。僕の小さい頃からの目標は、世界チャンピオンになることでした。MotoGPとワールドスーパーバイクの経験を活かしたいと思っています。このチームで精一杯努力して、FIM EWCの世界チャンピオンを目指したいと思っています。
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