2位とは21秒差で GMT94 の勝利 ! 累計ポイントで僅か1ポイント上回る劇的な逆転でSERT 王者に輝く
終始トップ争いが繰り広げられた素晴らしいレースはGMT94 Yamahaが勝利を掴み、2位となったSuzuki Endurance Racing Teamは累計ポイント僅か1ポイント上回る劇的な逆転で2016年FIM世界耐久選手権(EWC)のチャンピオンに輝いた。 3位はPenz13.com
GMT94 YamahaとSuzuki Endurance Racing Teamのトップ争いは最後の最後まで勝利の行方が分からない、手に汗握る展開となった。最終的にトップ争いに勝利したGMT94 Yamaha (David Checa選手、Niccolò Canepa選手、Lucas Mahias選手)はオッシャーズレーベン8時間耐久レースの勝利を獲得した(ポルティマォンに続き今回2度目の勝利)一方、トップと21秒差で2位表彰 台を獲得したSuzuki Endurance Racing Team (Vincent Philippe選手、Anthony Delhalle選手、Etienne Masson選手) はシーズン累計ポイントが2位のGMT94 Yamahaと1ポイント差の88ポイントとなり、逆転で2016年シーズンの年間チャンピオンに輝いた。
3位表彰台を獲得したのは、今シーズン最も良い走りを見せ、トップと3周差でチェッカーを受けたPenz13.com <http://penz13.com/> BMW Motorrad となる。Rico Penzkofer氏のこのチームは、IDMにてMathieu Gines選手が負傷してしまった為、Kenny Foray選手とLukas Pesek選手の二人で走り抜き、今シーズン初のポイントを獲得する。
トップと5周差で4位となったのは、ブレーキのトラブルに見舞われたにもかかわらず常にTop5をキープし安定した走りを見せたHonda Endurance Racing(Julien da Costa選手、Sébastien Gimbert選手、Freddy Foray選手)となる。オッシャーズレーベンにて5位となったのは、終盤特に素晴らしい走りを見せた、Greg Junod選手・Anthony dos Santos選手・Marko Jerman選手達率いるプライベーターのMaco Racing Team となる。
Team 3Art Yam’Avenueに勝利とワールドカップ
Superstockの中ではトップとなるTeam 3Art Yam’AvenueはMaco Racing Teamのすぐ後ろの6位となる。Louis Bulle選手、Alex Plancassagne選手とLukas Trautmann選手は見事ノーミスでレースを走り抜き、オッシャーズレーベンにて勝利と2016年Superstockワールドカップをチームにもた らした。
7位となったのは、FIM EWC初参戦となるチェコチームのteam Lukoil BMW Motorrad CSEUとなる。それに続き、8位から10位はオッシャーズレーベン Dunlop Independent Trophy のトップチームでもあるSuperstockグループの Starteam PAM-Racing、AM Moto Racing Compétition、及びTati Team Beaujolais Racingの順となる。
11位となったのは、転倒及びエンジンのオーバーヒートによって先頭グループから離脱してしまったTeam April Moto Motors Eventsとなる。その結果、累計ポイントはトップから3位に落ちてしまい優勝を逃す。
手に汗握る決勝戦
ドイツ・オッシャースレーベンで行われたFIM(国際モーター サイクリズム連盟)が主催する「二輪車世界耐久選手権」の最終戦はまさに最後まで勝利の行方がわからぬ手に汗握る素晴らしいレースとなった。終始ドラマや逆転劇が起こる激動の8時間。
優勝候補達はレース序盤からしれんが待ち受けていた。それはまず、Gregory Leblanc選手によって素晴らしいスタートを切ったTeam SRC Kawasaki。スタートから僅か5周でエンジン損傷によるリタイアから始まった。F.C.C. TSR Hondaは72周を走った時点でメカニカルトラブルが発生しリタイアとなる。
Superstockカテゴリーからの優勝候補、Völpker NRT48 Schubert Motors も転倒してしまう。
そしてチェッカーを受ける1時間半前、確立されていた順位はひっくり返る。レース序盤からトップを走るBroc Parkes選手・Marvin Fritz選手・Sheridan Morais選手率いるオーストリアから来たYART Yamaha Official EWC Team がエンジンのオーバーヒートによって192周でリタイアとなる。