Wojcik Racing Teamは昨年と同様に、FIM世界耐久選手権のシーズンをEWCダンロップ・インデペンデント・トロフィーの獲得で滑り出した。しかし、2019年はトロフィー獲得だけでなく、24時間レースのリザルトでも2位フィニッシュで飾るなど、さらにうれしい結末となった。このポーランドチームのヤマハに乗るジノ・リー、クリストファー・ベルグマン、アクセル・モーリンは、ウェットからドライと変化していくコンディションの中、あらゆる危険要素を見事に回避。ボルドールを制したスズキ・エンデューランス・レーシング・チームにちょうど1ラップ遅れでのフィニッシュを迎えた。

Omega Maco Racing Teamは、2019ボルドールのポディウムまであと一歩に迫り、EWCダンロップ・インデペンデント・トロフィー2位を獲得。スロバキアチームのヤマハに乗るパウエル・スコペック、ビヨン・エストメント、カレル・ハニカは、グリッド20番手と後方からレースをスタートしていた。トロフィー2位に入ったOmega Maco Racing Teamは、賞金6000ユーロを獲得した。

Tati Team Beaujolais Racingも見事なレースを展開し、ボルドールを7位でフィニッシュ。2017-2018 FIM耐久ワールドカップを制したフランス拠点のカワサキのチームは、アラン・テッチャー、ケビン・デニス、ジュリアン・エンジョラスのラインナップでフォーミュラEWCクラスでも着実に成長を続けている。EWCダンロップ・インデペンデント・トロフィー3位となったこのチームには、賞金5000ユーロが贈られた。

ボルドールでは、その他、ダンロップタイヤを履くプライベーター、12チームが同賞を獲得。EWCダンロップ・インデペンデント・トロフィーの15位まで順位に応じて、賞金4000〜600ユーロが贈られた。

FIM EWC、ユーロスポーツ・イベンツ、選手権の各レースの主催者、タイヤマニュファクチャラーのダンロップとの間で5年間の契約が更新されたこのEWCダンロップ・インデペンデント・トロフィーは、 ダンロップタイヤを使用し、コンストラクターから直接の支援を受けないプライベーターチームを支援するもの。今シーズンは、各24時間レースでの賞金はそれぞれ計1万ユーロとなり、ダンロップを履くチームへの賞金総額は14万ユーロとなる。

2019 ボルドール – EWC ダンロップ
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