3台のヤマハ、オッシャーズレーベンで表彰台独占
GMT94ヤマハは、 […]
GMT94ヤマハは、4月の24時間耐久での勝利に続き、YARTヤマハオフィシャルEWCチームとの壮絶なバトルの結果、オッシャーズレーベン8時間耐久での勝利を手にした。マコ・レーシング・チームは2台のヤマハファクトリーチームに続きフィニッシュを迎えた。
GMT94ヤマハは、YARTヤマハオフィシャルEWCチームを31秒引き離してオシャスレーベン8時間耐久レースのフィニッシュラインをトップで通過し、3連勝を果たした。ファクトリーチームの2台のR1はレースを通してスリリングな接戦を再度繰り広げた。GMT94ヤマハはレース終盤での燃料補給手続きを遵守しなかったためのストップ&ゴーペナルティにもかかわらず、勝利をもぎ取ってみせた。ペナルティはクリストフ・ギヨーを奮い立たせ、デビッド・チェカは1’26.814の新ラップレコードを記録した。
デビッド・チェカ、ニコラ・カネパ、マイク・ディ・メグリオは、現在、ダンロップタイヤのR1で無敵のトリオである。ブリヂストンがサポートしているYARTヤマハ公式EWCチームは、ブロック・パークスと野左根航汰がその間を実質的にカバーしていたが、ライバルに屈服するしかなかった。アッセンとオシャスレーベンでのテスト中に負傷したマービン・フリッツは、YARTの勝利のチャンスを掴むことができなかった。 「今日のGMT94ヤマハは我々より強かった」とブロック・パークスと野左根航汰は認めた。
3位の決闘
ボリジャーチーム・スイスとマコ・レーシング・チームは、3位を争った。燃料が足りなくなりそうな2台のマシンはフィニッシュラインまでの数分間、異なる2つの戦略を選択した。カワサキのマシンを走らせるボリジャーはピットストップすることを選んだが、マコ・レーシングは何とかして最後の数滴の燃料で走り切ろうとしていた。彼らの賭けは、グレッグ・ジュノ、マルコ・ジェルマン、アンソニー・ドス・サントスが表彰台3位に上がってことで、報われることとなった。
F.C.C. TSRホンダはパンクのために下位からレースを開始したが、最終的には5位で完走。ダミアン・カドリンが背痛を負っていたため、グレッグ・ブラックとジョシュ・フックのふたりで、ホンダの5号車をほぼ8時間にわたって走らせた。
スーパーストッククラス
スーパーストックの表彰台を最初から最後まで戦った後、ヘッドランプの不調によりレース終了直前に受けた1分間のペナルティにもかかわらず、モトアインCRT(ヤマハ)はベルプケルNRT48シュバルトモーターに勝利した。ヤマハ・ヴィルタイズ・エクスペリエンスは、スタートグリッドでのクラッシュにもかかわらず、スーパーストッククラスでの3位を獲得した。
チャンピオンシップ争いは激化
3つのスーパーストックチームは、9位でフィニッシュラインを越えたスズキ耐久レースチームより先にゴールした。ヴィンセント・フィリップはホールショットを決めたが、レース序盤で転倒。しかし、スズキ耐久レースチームはまだFIM EWC世界選手権ランキングで首位であり、GMT94ヤマハより7ポイントリードしている。
10位でチェッカーフラッグを受けたホンダ耐久レースチームは、トランスミッションにトラブルが発生。タチ・チーム・ビュジョライス・レーシング、エクリエクロノスポーツ、RSスピードバイクGERT56 HMTのスーパーストックトリオは、チームエープリールモト・モータース・イベントに先行し11〜13位でフィニッシュした。グレゴリー・ルブランとグレゴリー・ファストレは、負傷したマシュー・ラグリブがレースに参加できなかたため、ホンダ#50を2人で走らせた。
BMWのチームLRPポーランドは、スタートグリッド3番手を獲得したものの、ルーカス・トラウトマンが凄まじいクラッシュを喫し、レースをリタイヤした。
次のレースカレンダー:6月24日土曜日 スロバキア・リング8時間耐久