ADSS 97、チーム強化のためBERTからライダーとクルーを獲得

2022-03-15T09:08:33+01:002022年3月14日|2022|

ADSS 97は、来るFIM世界耐久選手権2022年シーズンのチーム体制を強化するため、豊富な経験を持つBritish Endurance Racing Team(BERT)から第4ライダーとピットクルーを獲得した。

2021年にADSS 97でライディングしたジョニー・ブラックショー選手、ジェームズ・エドワーズ選手、クリス・プラット選手に加え、元BERTライダーで耐久レースのスペシャリストであるジョン・レイルトン選手が加わることになる。このカルテットは、カワサキ ZX-10RRに乗り、EWCスーパーストッククラスに参戦する。

チーム監督にはADSS 97で活躍したクレイグ・ワトソン氏が就任し、ピットクルーにはロード・アンド・レーシングのアラン・クックが就任した。そして、エンデュランス1000、クラシックTT、マンクスGPでチャンピオンマシンを手掛けた耐久レーススペシャルメカニックのアラン・ハバード氏が就任した。

2021年シーズンでは、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の被害により非常に厳しい状況ではあったが、ADSS 97は、昨年9月にポール・リカール・サーキットで行われた伝説のボルドール24時間レースで、総合11位、スーパーストッククラス6位、ダンロップ・インディペンデントトロフィーの対象チームの中で4位という好成績で完走している。

ADSS 97の新旧ライダーとチームクルーの才能と経験を結集し、4月フランスで開催されるルマン24時間レースに始まり、6月のスパ24時間EWCレース、9月のボルドール24時間レースの3つの24時間レースで、昨年の成績を上回ることを目標としている。ADSS 97は、2022年シーズン、英国唯一のEWC参戦チームとなる。

ADSS 97のクレイグ・ワトソン監督は私たちにこう語ってくれた。「我々は、経験豊富な元BERTのスタッフとライダーのジョン・レイルトン氏の才能を吸収することで、スキルと知識を備えたチームへと成長し、いつでも下剋上を狙えるチームになることを目指しているんだ。我々のカワサキマシンの準備はすでに始まっているから、今シーズン、どんな結果を残せるか楽しみにしているんだよ。24時間レースはとてもハードだからね。何も保証はないけれど、我々の才能を結集することで、これからのシーズンをポジティブに戦っていこうと思っているんだ。」