BMW、モスト最速一番乗り

2021-10-11T06:50:37+02:002021年10月7日|2021, 6 Hours of Most|

10月7日の朝に行われたモスト6時間レースのフリー走行では、BMW Motorrad World Endurance Teamが、YART-Yamaha Official EWC Team、F.C.C. TSR Honda France、Yoshimura SERT Motulを抑え、最速タイムを記録した。これは、時間差による間接的な対決ではあったが、モスト・サーキットにおける最初のチーム対決でもあった。

10月7日の朝のモストは、日差しはあったものの、サーキットでは路面温度19℃、気温12℃と冷え込んだ。その状況下、ライダーたちは自身やマシンを確認しながら走行テストを行っていた。

しかし、4つのファクトリーチームが1分35秒以下のタイムをマークし、フリー走行を優勢に進めていた。

その結果、最近モストでテスト走行を行ったBMW Motorrad World Endurance Teamのマーカス・ライターバーガー選手が1分34秒057のファステストラップを記録し、同じく最近、チェコのコースで走行テストを行ったオーストリアのヤマハチーム、YART-Yamaha Official EWC Teamの1分34秒381を上回った。

そんな中、これまでモストでの走行経験がない日本のチーム、F.C.C. TSR Honda Franceが1分34秒391の3番手タイムを記録し、周囲を驚かせた。F.C.C. TSR Honda Franceは、2021年FIM EWC最終戦で積極的に勝利を狙ってくるだろう。

彼らは、今朝1分34秒949のファステストラップを記録し、現在、FIM世界耐久選手権の首位に立つYoshimura SERT Motulのタイムを上回った。

ポーランドのWójcik Racing Teamは、Yoshimura SERT Motulと世界タイトルを争う唯一のチームであるVRD Igol Experiencesと、ランディ・ド・プニエ選手、ロリス・バズ選手、コランタン・ペロラーリ選手のライダートリオを擁し、初のEWCシーズンで有終の美を飾りたいと考えるMoto Ainを抑え、5番手につけた。

Maco Racing Teamは、セッション終盤にアンソニー・ウエスト選手がクラッシュしたものの、8位を獲得。ERC Endurance-DucatiとWebike SRC Kawasaki France Trickstarは、トップ10に入った。

スーパーストッククラスの最上位は13位のタイムを記録したTeam 18 Sapeurs-Pompiers CMS Motostoreで、チェコのチームTME RacingとNo Limits Motor Teamのタイムを上回った。

2回の公式予選は、10月7日の午後にここモストで行われ、午後6時にポールポジション獲得チームの名前が発表される。

2021年モスト6時間レース – フリー走行結果