BMW、僅差でYARTをかわし、初優勝

2021-10-13T11:55:13+02:002021年10月9日|2021, 6 Hours of Most|

BMW Motorrad World Endurance Teamは、YART-Yamaha Official EWC Teamを0.07秒という耐久レース史上最少の差でかわし、モスト6時間レースのゴールを迎えた。その結果、BMWファクトリーチームが世界耐久選手権初優勝を飾り、ヤマハチームは、今シーズン初の表彰台に上った。そして、3位を獲得したYoshimura SERT Motulは、2021年FIM EWC世界チャンピオンに輝いた。

第1回目となった今回のモスト6時間レースは、すぐには忘れることはできないレースとなった。レース終盤の数分間、BMW Motorrad World Endurance Team(イルヤ・ミハルチク選手、マーカス・ライターバーガー選手、ケニー・フォレイ選手)とYART-YAMAHA Official EWC Team(マービン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手、ニッコロ・カネパ選手)の間で激しいバトルが繰り広げられた。BMW Motorradのドイツ人ライダー、マーカス選手とYARTのマービン選手は、ファンに壮絶な優勝争いを展開し、披露してくれた。ゴールでの2台のマシンの差は、わずか0.07秒という世界耐久選手権で最も接近したゴールとなった!最後のこの30分間でマービン選手は、ファステストラップを4度も更新。そして、最後の2周目に1分33秒875の最速ラップタイムを樹立した。

しかし、マーカス選手はこの猛追をかわし切り、BMWにFIM世界耐久選手権初勝利をもたらした。

その後ろでは、Yoshimura SERT MotulとWebike SRC Kawasaki France Trickstarの3位表彰台争いが繰り広げられていたが、それを覆い隠してしまうほどの激しい対決であった。日仏連合のスズキチーム、Yoshimura SERT Motul(グレッグ・ブラック選手、ザビエル・シメオン選手、シルバン・ギュントーリ選手)の目的は、17回目のワールドタイトルを獲得することと、モストで表彰台に上ること。フランスのカワサキチーム、Webike SRC Kawasaki France Trickstarの猛攻を最後までかわし続け、その目的を見事に成し遂げた。

BMW Motorrad World Endurance Teamは、この勝利により総合2位を獲得した。

カワサキファクトリーチーム、Webike SRC Kawasaki France Trickstar(ジェレミー・ガルノニ選手、エルワン・ニゴン選手、デビッド・チェカ選手)は、完璧なレースを展開し、モスト6時間レースを4位で終え、総合表彰台の3段目を獲得し、シーズンを終えた。カワサキのファクトリーチームは、総合表彰台の3段目を獲得し、シーズンを終えた。

終始先頭集団に入っていたWójcik Racing Team(ジノ・レイ選手、シェリダン・モライス選手、ダン・リンフット選手)が5位でフィニッシュ。厳しいシーズンを終えた彼らだったが、最後に最高の結果を手にした。

ERC Endurance-Ducati(エティエンヌ・マッソン選手、ロレンツォ・ザネッティ選手、マチュー・ギネス選手)は、レースごとに前進を続け、スーパーストック1位のNo Limits Motor Team(ルカ・スカッサ選手、ケビン・カリア選手、アレクシ・マスブー選手)を抑え、6位でフィニッシュした。

チェコチームのTME Racingは、スーパーストッククラス上位陣に食らいつく見事なレースを展開し、スーパーストッククラスの2位を獲得した。Energie Endurance 91は、スーパーストッククラス3位でゴールし、クラス初の表彰台に上った。

ボルドールでFIMスーパーストック・ワールドカップを制したBMRT 3D Maxxess Neversは、リタイアを余儀なくされた。No Limits Motor Teamが、モストでの勝利により、FIMエンデュランス・ワールドカップの準優勝を獲得した。

6時間全速力だったレース
Yoshimura SERT Motulのスズキマシンを駆るグレッグ・ブラック選手がホールショットを奪った後、すぐさま、F.C.C. TSR Honda Franceのマイク・ディ・メリオ選手がトップを奪った。その後、BMW Motorrad World Endurance Teamのイルヤ・ミハルチク選手がトップに立ち、マービン・フリッツ選手は、ポールポジションからのスタートでミスを犯してしまったが、すぐに挽回してみせた。

レース開始から2時間経過後、最初のアクシデントがトップ集団を襲った。F.C.C. TSR Honda Franceがクラッシュし、決勝の結果に名を残すことができなかった。Tati Team Beringer RacingとMoto Ainもトップ10に入ったところで転倒し、続いてVRD Igol Experiencesのヤマハマシンがエンジントラブルに見舞われた。

VRD Igol Experiencesは、7位を走行していて、総合ランキング2位を死守するという決意の下、バイクを1周押すなどの意気込みを見せ、ゴールを迎えたが、完走扱いにはならなかった。しかし、その決死の覚悟により、彼らはAnthony Delhalle EWC Spirit Trophyを獲得した。

2021年モスト6時間レース – 最終結果

2021年FIM EWCの全ランキングと結果