BMW セパン・レーシング・チーム: マレーシアの新たなトップチーム
アズラン・シャー・カマルザマンとアダム・ノロディンが、セパン8時間に参戦する。マレーシアのスターライダーの2人は、ジュリアン・ダ・コスタとともに、12月14日土曜日にマレーシアで開催されるFIM世界耐久選手権第2戦に、BMW セパン・レーシング・チームのチームメイトとなる。
セパン8時間に参戦する51番目のチームが発表された。マレーシアのセパン・レーシング・チームは、ハイパフォーマンスマシン、BMW S1000RRでサーキットに登場。アジアが誇る2人のスターライダー、アズラン・シャー・カマルザマン、アダム・ノロディンが、フランスの耐久レーシングのスペシャリスト、ジュリアン・ダ・コスタとタッグを組む。
史上初のAPRCスーパーバイクチャンピオン
アズラン・シャー・カマルザマンは、アジア・ロードレーシング選手権を制し、BMW S1000RRで初のスーパーバイクタイトルを獲得したばかり。12月1日日曜日にタイで行われた最終戦で、2019年のアジア・ロードレーシング選手権に新たに設置されたスーパーバイククラスで圧倒的な強さを見せてきたYART ヤマハのブロック・パークスを制した。アズラン・シャー・カマルザマンは、2017年の鈴鹿8耐ではカワサキ・チーム・グリーンから参戦して2位でフィニッシュしている他、2013年、2017年にはAPRCスーパースポーツ600選手権タイトルも獲得している。2014年と2015年には、モト2に参戦していた。
2019年はモト3とモト2の両シリーズに参戦していたアダム・ノロディンも、先週タイで行われたアジア・ロードレーシング選手権では、スーパースポーツ600カテゴリーで活躍を見せ、レース1では見事優勝、レース2も2位でフィニッシュしている。
FIM EWCチャンピオンの経験を武器に
マレーシアが誇るこの2人のライダーは、並み入る強豪の1人とともに勝利を目指す。ジュリアン・ダ・コスタの経験は、耐久レースの試練の中でも大きな武器となるだろう。フランスのダ・コスタは、スズキ・エンデューランス・レーシング・チームから参戦した2013年にFIM EWCでタイトルを獲得した他、2019年の鈴鹿8耐では、チームERCエンデューランス(今回はBMWでエントリー)から参戦して16位フィニッシュを果たしている。
12月11日水曜日に予定されているセパン・インターナショナル・サーキットでの1回目のプラクティスでは、BMW セパン・レーシング・チームの#48 S1000RRの初登場が大きな注目を集めるだろう。
セパン・インターナショナル・サーキットのチーフエグゼクティブオフィサー、ラズラン・ラザリは「SICはマレーシアで世界耐久選手権イベントを開催することを目指してきた。それは、モータースポーツファンの期待に応えるだけでなく、マレーシアが誇る才能あるライダーを世界クラスレベルで参戦する環境を作るためでもある。7人のマレーシアのライダーがFIM EWCに、さらに3人がFIA WTCRに参戦することをうれしく思う。エキサイティングな週末になるので、ぜひ全てのモータースポーツファンにご来場いただいて、我が国の才能ある選手を応援してもらいたい」