BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM、ル・カステレでラップレコードを更新
ボルドール24時間レースの合同テスト1日目が行われ、BMWのファクトリーチーム、BMW Motorrad World Endurance Teamは、1分53秒261を記録し、FIM EWCにおけるポール・リカール・サーキットの最速ラップを更新した。この結果から、第84回ボルドール24時間レースは、さらにエキサイティングで熱い戦いが展開されそうだ。9月18-19日にル・カステレで開催されるこのレースは必見だ。
2018年の決勝レースで、YART Yamahaのブロック・パークス選手が打ち立てたラップレコード1分55秒5を8チームが上回る中、BMW Motorrad World Endurance Teamは、最速タイムを記録し、合同テスト1日目を制した。
BMW Motorrad World Endurance Teamのイルヤ・ミハルチク選手が1分53秒261を記録。2019年のボルドール24時間レース予選でロリス・バズ選手（YART Yamaha）が記録した1分53秒408をも上回り、最速ラップタイムを更新した。
しかし、1分53秒651のラップタイムを記録したYART-Yamaha Official EWC Teamがそのすぐ背後に迫っていた。
Yoshimura SERT Motulは、ラップタイム計測器なしでのテスト走行を選択したが、その最速ラップタイムは、1分53秒500と発表された。
F.C.C. TSR Honda Franceは、2021年シーズン当初から積極的な活躍を見せる2つのプライベートチーム、Tati Team Beringer RacingとVRD Igol Experiencesを抑え、良いペースで周回を重ねていた。
ERC Endurance-Ducati、Webike SRC Kawasaki France Trickstar、Moto Ainは、本戦への準備を行う中、納得できるタイムを記録したようだ。
スーパーストッククラスのトップはTeam 18 Sapeurs-Pompiers CMS Motostoreで、この日の9番目のタイムを記録。Team 18 Sapeurs-Pompiers CMS Motostoreは、ヒューゴ・クレア選手、アクセル・モーリン選手、バスティアン・マッケルズ選手という新しいライダーラインナップで、9月18-19日での活躍を期待されている。
この日、各チームは、2020年6月に再舗装されたばかりという完璧なコース条件と、風はほとんどなく、気温26度、路面温度42度などと理想的な天候の下、第84回ボルドール24時間レースの準備を行った。それゆえに、2019年9月に行われた前回のボルドール24時間レースと比較して、パフォーマンスが向上していたこともうなずける。
9/1（水）も、ポール・リカール・サーキットで合同テスト2日目が行わる予定だ。
ボルドール24時間レース合同テスト1日目トップ12
（Yoshimura SERT Motulは、ラップタイム計測器非搭載のため、記録なし）
- BMW Motorrad World Endurance Team：1:53.261
- YART-Yamaha Official EWC Team：1:53.651
- F.C.C. TSR Honda France：1:54.112
- Tati Team Beringer Racing：1:54.228
- VRD Igol Experiences：1:54.300
- Team ERC Endurance-Ducati：1:54.589
- Webike SRC Kawasaki France Trickstar：1:54.787
- Moto Ain：1:55.387
- Team 18 Sapeurs-Pompiers CMS Motostore：1:55.596
- Junior Team LMS Suzuki：1:56.365
- Bolliger Team Switzerland：1:56.582
- BMRT 3D Maxxess Nevers：1:56.602
