BOLLIGER TEAM SWITZERLAND、新時代に突入

2020-09-16T04:29:50+02:002020年9月15日|12 Hours of Estoril, 2019-2020|

スイスのチーム、Bolliger Team Switzerlandにとって、エストリル12時間レースは、新たな歴史の幕開けを告げるレースとなる。38年間にわたってBolliger Team Switzerlandを率いてきたハンスペッター・ボリガー監督は、ポルトガルでのEWC最終戦、エストリル12時間レースをもって引退し、息子のケビン氏に監督の座を譲ることになった。また、同レースでBolliger Team Switzerlandの新しいタイヤパートナーシップが発表される予定だ。今後、チームナンバー「8」を付けるカワサキのマシンには、ミシュランタイヤが装着される。

このスイスのプライベートチームは、1982年、チーム創設者ハンスペッター・ボリガー氏の指揮の下、初めて世界耐久レースに出場して以来、FIM世界耐久選手権を最も象徴する、そして、最も長い歴史を持つチームとなった。

ライダーたちは、ファクトリーチームの些細なミスも見逃さず、迅速に対応し、カワサキマシン#8を上位入賞に導き、表彰台にも上った。
Bolliger Team Switzerlandは、FIM耐久世界選手権において、トップ10の常連チームに成長した。2005年と2010年には準タイトルを、2009年と2014年には総合3位を獲得した。

ハンスペッター監督は、2020年9月26日(土)に行われるエストリル12時間レースをもって正式に退任することとなり、それ以降は、ここ数年、父親の右腕として活躍してきた息子のケビン・ボリガー氏(28歳)がチームの指揮を振ることになる。

8月下旬に開催されたルマン24時間レースは、過去15年間、Bolliger Team Switzerlandのライダーとして活躍してきたローマン・スタンム選手にとって最後のレースとなり、エストリル12時間レースは、まさに、チームの歴史の新たな章の幕開けとなる。

また、Bolliger Team Switzerlandは、エストリル12時間レースで違う新たな挑戦を行おうとしている。長期間、パートナーシップを築いていたピレリから、ミシュランへとタイヤサプライヤーを変更することになったのだ。カワサキマシン#8は、エストリルで初めてミシュランタイヤを使用し、レースに出場することになる。

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