EWCについて

EWCについて 2018-09-18T12:06:03+02:00

The FIM EWCはモーターバイクとライダー(多くは男性だが、女性ライダーの参戦もある)の両方にとって、8〜24時間に渡るレースに挑むことのできるエキサイティングな選手権。

2018-2019 シーズンは、フランス、ドイツ、スロバキア、日本での5戦で構成される。舞台となるのは、キャステレのポール・リカール・サーキットやフランスのル・マンのブガッティ・サーキット、日本の鈴鹿サーキットなどの名門コースだ。FIM EWCには、ドイツのオッシャースレーベン、非常にテクニカルなスロバキアリンク・サーキットと、東ヨーロッパでもレースが2回開催される。

ユーロスポーツ・イベンツが2015年にFIMとともにEWCのプロモーターを務めるようになって以来、この世界選手権は、レースの模様が各国に放送されることでメディア露出が増え、興味が高まったことからレースの集客も増加するなど周知が広まっている。選手権は、規模が大きくなり、国際的なライダーのエントリーが増え、これまで以上にハイレベルなチームが毎年FIM EWCに新規参入している。

FIM EWCは、他のモータースポーツイベントとは異なり、様々な趣向が凝らされている。8時間レースを含め全レースでナイト走行をが行われる。また、FIM EWCは、チームが自由にタイヤを選ぶことのできる数少ない世界選手権でもある。さらにFIM EWCが独特な点は、見応えのあるル・マンスタイルのスタート。ライダーはサーキットを走って横切り、バイクに飛び乗る。

これらの長距離レースは、ライダーにもマシンにとっても時として過酷を極める。チームは、2〜3人のライダーでラインナップを組み、各ライダーは自分のスティントを消化して、チームメイトにバイクを受け渡す(レースマシンは、ロードバイクと非常に似たスペック)。

FIM EWCには、フォーミュラEWC、スーパーストック、2つのカテゴリーがある。

フォーミュラEWC(ナンバープレートは黒地、ヘッドライトは白色、最低重量は175kg)は最高峰カテゴリーで、レース中のパフォーマンス改良が可能だ。バイクの外観は、公認モデルから逸脱することはできないが、フォーク、ダンパー、スウィングアーム、ブレーキ、ラジエーター、エキゾーストは改良することができる。チームはまた、エンジンパフォーマンスの向上に関しては、比較的自由度が与えられている。シャシーは、クイックタイヤ交換システムを装着している。

スーパーストッククラス(ナンバープレートは赤地、ヘッドライトは黄色、最低重量は168kg)は、マシンは事実上、量産バイクと同じ。エンジンは、マニュファクチャラーから供給されるため、改良が認められる範囲は非常に制限されている(インジェクター、燃料マッピング、クラッチ強化、エキゾーストサイレンサーの交換など)。タイヤは公認されたものでなくてはならないため、チームはピットストップではタイヤ交換の戦略をうまく立てなくてはならない。

フォーミュラEWCもスーパーストックも、燃料タンクは最大24リットルにまで改良され、クイック給油装置を装着している。

両カテゴリーとも、FIM EWC世界選手権タイトルを狙うことができる。スーパーストックチームは、別途、各シーズンのFIM EWC世界カップを目指すこともできる。