EWCスパ24時間レース、2022年6月4日-5日にスパ・フランコルシャンで復活
2022年6月4日-5日にEWCスパ24時間レースが開催されることが正式に決定した。FIM世界耐久選手権レースがスパ・フランコルシャン・サーキットに復活することにより、この100年の歴史を持つサーキットに新たな1ページが刻まれることになる。
1973年から2003年まで耐久界の伝説的なレースであるリエージュ24時間レースが開催されていたスパ・フランコルシャン・サーキットは、今回、起伏に富んだ高速コースとして二輪耐久レースに復活する。バイクファンを魅了してきたラディオン、ダブルゴーシュ、ブリュッセル、シケインなどの有名なコーナーはもちろんのこと、スパ・フランコルシャン・サーキットは、再び観客に素晴らしいショーを届ける。
スパ・フランコルシャン・サーキット会長、メルキオール・ワテレ氏のコメント
「スパ・フランコルシャン・サーキットで、待望の二輪24時間レースが復活し、伝説のサーキットが並ぶカレンダーの一部として、再び二輪耐久レースを開催できることを誇りに思います。このサーキットで初めて開催されたレースが二輪レースであり、その日から2021年8月に100周年を迎えたことを考えると、今日という日が非常に感慨深く感じます。」
FMB(ベルギーモーターサイクル連盟)会長、ジョス・ドリーセン氏のコメント
「1971年からA.M.C. RAC JUNIOR LIEGEが主催し、1973年からはスパ・フランコルシャン・サーキットで開催されていたリエージュ24時間レースは、2003年まで私たちの国で開催されていた主要な国際モーターサイクルイベントのひとつでした。リエージュ24時間レースは、多くのベルギーやほかの国の二輪スポーツ愛好家にとって毎年恒例のイベントであり、FMBやFIMのレーススケジュールの中でも定番のイベントでありました。また、リチャード・ハビン選手、ステファン・メルテンス選手、Team Wim Motorsなどにより、何度かの世界タイトル(リチャード・ハビン選手、ステファン・メルテンス選手、Team Wim Motors)がわが国にもたらされており、今年は、Yoshimura Sert Motul teamの同胞、ザビエル・シメオン選手が世界チャンピオンを獲得しました。」また、このイベントをベルギーで開催するために尽力してくださったスパ・フランコルシャン・サーキットに感謝しています。」
Discovery Sports Events代表、フランソワ・リベイロ氏のコメント
「EWCスパ24時間レースの復活は、世界耐久選手権の発展にとって重要な役割を担っています。世界中のライダー、チーム、ファンの皆様は、この有名なスパ・フランコルシャン・サーキットに慣れ親しんでいます。2016年5月にナタリー・マイレ氏と最初に話し合って以来、サーキット経営陣、FIM、FIAは、サーキットのDNAを変えることなく、二輪レースの復帰に適応させる計画を共同で進めてきました。この計画は、2022年に実現し、その後10年間にわたり、6月上旬に開催されるようにスケジュールに組み込まれています。EWCレースの中で最も挑戦し甲斐のある耐久レースであるだけでなく、世界で最も美しいサーキットで最高のコンディションで迎えられる、モーターサイクルファンのための大きな集まりにしたいと考えています。」
FIM会長、ホルヘ・ビガス氏のコメント
「EWCスパ24時間レースの復活を発表できることを大変誇りに思います。FIM世界耐久選手権を維持するために、プロモーターであるDiscovery Sports Events、主催者、各国モーターサイクル連盟、FIMが通常の倍の努力をしなければならなかったこの困難な2年間を経て、2022年に向け、この主要レースがようやく2022年のレーススケジュールに復活しました。私たちは、選手たちが伝説のスパ・フランコルシャン・サーキットで戦いを繰り広げるなど、さらに競争が激化するシーズンで皆様にお会いできること待ち望んでいます。」