EWC新チーム「KM99」、2023年デビューと3年後のFIM世界タイトル獲得を目指す
ベルギーの新チーム、KM99は、2023年シーズンからFIM世界耐久選手権の栄冠に挑戦する計画を明らかにした。
1月から計画を進めてきたKM99は、クリスチャン・ジュプシン氏、マリオ・クッパー 氏、ガエタン・シャインズ氏の3人による連合チームで、二輪レースへの情熱とそれに見合う実績を持ち、大きな野望を胸に秘め結成された。
3年以内にFIM EWCタイトル獲得を目標に掲げ、8月にはダンロップタイヤを装着するヤマハ YZF-R1で成功を目指す「世界レベルのライダー」を発表する予定だ。
ベルギーのモータースポーツチームであり、イベントの運営にも携わっているDG Sportの代表であるクリスチャン・ジュプシンは、次のように語っています。マリオ氏は、ルマン24時間レース、ボルドール24時間レース、ドーハ8時間レース、ツーリスト・トロフィー、世界耐久選手権などで優勝した経歴を持ち、ベルギー二輪界ではよく知られた存在である。「ガエタン・シャインズ氏と一緒に「何かできることはないか」と考えました。ヤマハとダンロップのサポートにより、3年以内に世界タイトルを目指すという目標のもと、前線で勝負できる最高の素材が揃ったと思っています。
KM99がFIM EWCのタイトルを狙う上で重要なのは、ライダーのラインアップだと思っています。
すでに候補者は決まっており、8月までに2023年シーズンを戦うKM99のチーム体制を決定することになっています。しかし、ライダーが世界トップクラスであることはまちがいありません。」
一方、Schyns-Discar-Citropolグループのマネージングディレクターであるガエタン・シャインズ氏は、スパ24時間EWCレースの基のレースとなった2003年の最後のリエージュ24時間に参加していた。
チーム名についてKMは、1999年に設立され、ベルギーのロンツェンを拠点とするマリオ・クッパー氏の会社名が由来となっている。チーム番号は99番を使用する予定だ。
KM99のEWC計画について、Discovery Sports EventsのEWCディレクターであるジャン=バティスト・レイ氏は、次のようにコメントしている。「2023年のEWCシーズンから新しいチームを迎えることができ、とても嬉しく、興奮しています。新しいチームとはいえ、その背後にいる個人はモーターサイクルレースで多くの成功を収めて方々であり、KM99が来シーズンのEWCチームラインアップに加わることは間違いないでしょう。」