EWC Q&A インタビュー:チャズ・デイビス選手(ERC ENDURANC-DUCATI)
元MotoGPライダーでワールドスーパーバイクライダーのイギリス人ライダー、チャズ・デイビス選手(35)は、スパ・フランコルシャン・サーキットで開催されるスパ24時間EWCレースに参戦し、FIM世界耐久選手権にデビューする予定である。
ERC Endurance-Ducatiに所属するチャズ選手は、先ごろ行われた事前テストでこの6.985kmのサーキットを初めて体験し、そのレイアウトと大きな挑戦に感嘆の声を上げた。
Q:スパでの耐久レースデビューを控えているが、今月上旬のテスト走行ではどのような印象を持った?
チャズ選手:「スパを走るなんて、とてもクールだよね。世界中の伝説的なサーキットと肩を並べるスパでレースをすることは光栄なことだよ。このコースは、とにかくすごいレイアウトで、乗っていて楽しいし、間違いなく宣伝文句通りだと思うよ。」
Q:耐久レースの経験は少ないが、今週末はどんなレースができる?
チャズ選手:「25年前に父が経営するサーキットで3時間のカートレースを数回やったことがあるけど、それはカウントしていいのかな?!それくらいしか経験がないから、経験値はゼロに等しいね。でも、最初から期待を抱いて耐久レースに臨むことはできないと思うんだよね。予想がつかないからね。EWCを何年も見ていると、ある方向に進むと思ったら、その反対になってしまう、なんてこともあるしね。24時間レースの経験して、自分がどう対処するかを理解するために、オープンマインドで楽しみたいと思いるよ。自分にとっては初めての経験だけど、あまり先入観を持たずに臨むつもりだよ。」
Q:夜間のレースは厳しいと思うが?
チャズ選手:「とんでもない体験になりそうだし、慣れるまで時間がかかりそうだな。でも時間が経てば、夜のバイクのフィーリングやどれだけプッシュできるかを理解し、学ぶことができると思うよ。」
Q:EWCの印象は?
チャズ選手:「EWCは本当にタフなレースで、優秀なライダーが参加しているし、優秀なメーカーが仕事をサポートしてくれているから、本当に競争力がつく環境だと思っているよ。だけど、それ以上に、チームでの努力が重要だと思う。昨年、マービン(フリッツ)とカレル(ハニカ)がスーパーバイク世界選手権に特別枠で参戦したとき、彼らは本当にいい仕事をしたよね。30分のレースでも素晴らしいスピードを持っていることが証明されたからね。それを世界耐久選手権に反映させれば、とてもエキサイティングでいいチャンピオンシップになると思うんだ。」